鳳凰・薬師岳(2780m)~観音岳(2840.4m)
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2011.12/23(金)~24(土)  テント1泊2日 3名

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山岳会の先輩TさんとK君、Nさんの四人で行く予定だった鳳凰、Nさんが二日前に風邪で急遽欠になり
結局三人での山行となった。鳳凰は二度目だ。一度目は青木鉱泉からオベリスクを目指して
三山を縦走した。天気も良くとっても良かった山である。
今回は反対側からの夜叉神登山口からで、冬山でありテント泊であって、オベリスクを外して
薬師~観音のふた山制覇の計画である。
大好きなテント泊で夜の星空が期待される。
ウキウキで出発だ

12/23(金)ピーカンの快晴

朝、5時に待ち合わせ…と言う事は4:15に飛び起きて何時もの様にお湯を沸かして出かける
仕事ではこんなに早く起き辛いのに山だと、パッ!と手際が良い
瑞浪で合流しスタッドレスのTさんの車で一路韮崎へ向けてGO!

三連休初日なのに車は少なく、駒ヶ根SAを覗くと、あらら、ガラガラだ
目に付いたレストランでのバイキング、880円。食べて見るかぁ、と初体験
朝からそんなに食べられないよなぁ~の思いも盛り付けた皿を見ればディナー位の
ボリュームだ。貧乏性なんだなぁ?
結局美味しくペロッと平らげ、なかなか満足だ。時間に余裕があれば良いかも。

朝から満腹状態で空を見上げればこれまた空一杯の青空!雲が見当たらんぞ
そんなこんなでルンルン気分で韮崎を下り南アルプス林道方面へ、芦安温泉を過ぎて
快調に登れば夜神登山口に到着だ。8:37、此処まで雪は無い。
車は意外に少なく登山口近くに集中して30台程か?早々準備して9:19出発だ。

登り始めて10分もしない内に汗が滲み出る、お凸からぽたぽたと落ちる
我慢しきれず服を脱ぐが半袖でも良いくらいだ。
何時もそうだが出足は息が切れてキツイ、それに此処は結構な急登だ!
休み々急登を登り詰めれば視界の広がる峠に出る。峠から直ぐが夜叉神小屋だ。
此処からの北岳~白根三山の展望が素晴らしく目の前だ。圧巻!
ピーカンの中八ヶ岳、茅ヶ岳を望みつつ林道へ 登山道から夜叉神小屋へ
圧巻!! 白根三山
小屋からは平坦な尾根を北に向けてカラマツ樹林帯をアップダウンを繰り返し登るが
その内急登となり結構キツイ、急登を登り詰めるとコメツガの尾根歩きになりダラダラと単調に歩く
それでも汗だくで、拭いたタオルはガチガチに凍っている。外気は氷点下だ
先頭リーダーのTさんは超人かぁ?足を骨折して一年なのに既に完璧な歩きだ
早い!休まない!付いて行くのが精一杯だ。
そうこうしていると杖立峠の標識のある所に出る、地図で確認すると本来の杖立峠はこの先の様だ。
苺平まで2:30の道標があり、まだまだ先の長さを思い知らされる
此処からもだらだらと陽の射さない樹林帯の中をエッチらこっちら登るがこのだらだらが苦しい
気にしていた杖立峠も知らず知らずに通り過ぎたようだ

いい加減疲れて来た頃に視界がパーッと広がってロケーション、最高の地点に出る。北岳が素晴らしい
何組かのパーティが休憩中だ
小屋からは急登やら岩場やらだらだら樹林帯やら…延々歩けば視界が広がり北岳!最高!
           
北岳の展望に満喫し再び樹林帯の中を北に向かう
コメツガの森の中、雪が多くなり陽も射さず寒いが
ひたすら無口に歩く。K君が高山病症状なのか呼吸が苦しくなり
ペースが落ち始める、聞けば時々症状が出るらしいが、本人は
ゆっくり歩けば大丈夫!と後ろから付いて来る
時々後ろを確認しながら雪の中を歩き苺平へ到着だ
此処からは平坦なコメツガ樹林帯を30分程で御室小屋、
と地図にあり、歩荷して来たビールが目の前でチラつき始める

小屋のテン場には既に10張り程のテントが張られ
今日着いたパーティは既に寛いでいる様だ
小屋は今日から年始までの営業の様で忙しそうだった
テントはなんと無料! やったね
我が家設営は15時過ぎだ。仲間三人での宴は静かに始まり
静かに眠りに就いた。夜、トイレに起きた時の満天の星が
素晴らしかったなぁ
寒~い樹林帯をひたすら歩き苺平へ
 
南御室小屋へ、テント設営 

12/24(土)

   朝は6時起床、ゆっくり食事を摂り7:50に出発
急な登りを快晴の空に勇気付けられながらグングン
登る。やがて森林限界まで出ると北岳が今日も
しっかり聳えている
砂払い辺りでは富士山も綺麗だ
人気の無い薬師小屋の脇を通り花崗岩の中を
登り詰めれば薬師岳頂上だ
小屋から薬師へ、途中の静まり返った薬師小屋
         
南の方に少~し雲が見えるが今日も昨日同様ピーカン
最高のロケーションにテンション高まりつつ観音岳へ
絵になるダケカンバを見ながら30分で観音岳に

風が強い中、360度のパノラマを撮りまくり
ついでに自分の指名手配写真?の様な写真も撮り
いやはや最高ですなぁ、
 
薬師から砂の中観音岳へ  
           
充分満足したら
腹が減り、お腹も満たした所で下山開始だ
ホンとにもう、
最高のロケーションに感激しまくり!
帰りは来た道を取り敢えず我が家、テントまで
帰る頃になって雲が広がり始める。
白根三山~仙丈~甲斐駒
           
逆光の富士 八ヶ岳 北岳バックに
           
充電一杯で帰りの早い事はやいこと、雲の流れも速くピーカンの空もあっという間に雲が広がって
薬師まで戻った頃は北岳に雲がかかっていた。まるで帰るのを待って居てくれたかのような空に感謝だ
(幸せなポジな人だ)
途中、名残惜しくて何度も振り返り、何枚も写真を撮りつつ、テン場到着はまだ昼前、10:44分
片づけて少し休み、11:23に駐車場向けて下山開始。
三連休の中日と言う事もあり登って来る多くの登山者と挨拶交わしながら
来た道をひたすら下る。展望の良い広い地点まで来ると南アルプス方面は完全に雲に覆われ
今にも雪が降って来そうな天気に変わっていた。ここからは延々と続く樹林帯をヒタスラ下り
駐車場着は2:15、早かったなぁ

早々帰り支度をして芦安にある公共の温泉に向けて帰路に就きました
でも、温泉に着いたところでで悲しい知らせが、リーダーのTさんのお母さんが危篤だと言う知らせだ
裸になる寸前だったのでみなそのまま車に戻り、少し重苦しい雰囲気の中、ノンストップで
瑞浪まで帰ってきました。
           
 
下山の様子、薬師のイルカ岩、樹林帯の急降下、野鳥の森、楽しい山行でした
           
今回の山行は二度目の鳳凰だったが雪山は初めてで、いやぁ満足!
天気も本当に素晴らしく今年最後?だろう?山行はパワーを一杯貰えた山行でした
登りに少しバテ気味だったのはビール歩荷のせいかな?
Tさんのお母さんの様子が心配ですが
長距離、ありがとうございました
また連れて行って下さい。
               

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