甲武信ヶ岳(2475m)~三宝山(2483.3m) (登山口(毛木平~1433m)~ 登山口~頂上まで標高差1042m) |
ホームに戻る 山の風に誘われて 目次に戻る |
2013.11/23(土) | 5名 |
一か月前から予定をしていた、立山山スキー、会のメンバーから 山行の誘いがあり、山スキーは翌週の平日に伸ばして、一泊二日で甲武信ヶ岳、金峰山の 百名山を贅沢に二つ登る事とした どちらもピストンで、宿泊は川上村の町田市、自然休暇村だ。 ここは以前、恵那山に登った時に、大阪の方から教えて貰った宿泊施設で 信州牛のステーキが売り物らしい。当然、ステーキを注文しての予約だ。 甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあるのでこの名になっているとされる説が 有名だが、山容が拳のように見えるからという説もある。 千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源の地。 頂上に三角点はない。 また、すぐ隣の三宝山のほうが標高が僅かに高い。日本百名山の一つ。 |
11/23(土) 朝から夕方まで、泣けるよな広く青い空、雲一つ無い快晴 |
早朝3:30、Kko君の家に集合でKri、R、Iさんと自分の5名での山行となる。 今回は自分の車で高速を一路中央道、長坂インターに向けて走る。途中朝食休憩に 諏訪に寄るも工事中でフードコートは営業しておらず、止む無く降りてからコンビニでの 食事となる。長坂から清里ラインを走り佐久甲州街道へでて途中山越えして信濃川上へ向かう。 レタス看板が現れた辺りから目の前にドーン!と存在感の強い男山が一際目立つ。 闇から空も明けて来て、シルエットが徐々に色付く頃、登山口の毛木平に到着だ。 家から約3時間、6:27に到着だ。 早々に準備をして登山口から甲武信ヶ岳を目指す。今日は長丁場だ。 |
|||||
川上村のうっすら雪化粧したレタス畑を走り登山口へ、歩き始めて大山神社で安全祈願 | |||||
ゆるゆるの登山道を千曲川源流の西沢に沿って ゆるりと歩けば洞穴のある大岩があったり信濃川起点の石碑が あったり、右手にS13年の豪雨での被害の慰霊碑を見て やがて雪も多くなり氷も所々で足を滑らせるようになった ところでアイゼン装着 女性陣は簡易アイゼンだがこの程度なら大丈夫だろう やがて氷のナメ滝を左に見ながら源流を右岸に渡る。ゆるゆると 高度を上げながら歩けば千曲川・信濃川源流地点に到着 ここで一息、休憩だ |
|||||
連休と言う事もあり多くのパーティが追い越して行った、この辺りからIさんのスピードが急降下だ。 それでも気合で急登を登り詰め何とか稜線に出る 稜線から眺める南方向には、ドドドーンと富士山の姿が!! |
|||||
素晴らしいロケーションだ 稜線から急登の岩場を登れば甲武信ヶ岳の頂上到着。 それにしても朝からずっと、泣きたくなるよな青空が広がり、雲一つ無いアルプスの稜線が目に焼き付く 南、中央、北、アルプスがゼーンぶ見えて、何と云っても富士山が素晴らしい。 パノラマ堪能 |
頂上でロケーションを楽しみつつ、今からの縦走行程の時間を考えると、Iさんの今日の調子では 難しいと判断するも、行きたいばかりの女性二人と自分に考慮して Kko君がIさんとここから下山する役を買って出てくれて…感謝だ。 団体行動、別ルートに分かれるのはどうかな?と思いつつも、Iさんは最初から縦走は しないつもりだったとか?それなら今回の計画に参加すべきでないし、計画段階から その意思を教えてくれていたら…Kko君も縦走できた筈だ 少々悩むが、この二人となら大丈夫だろうと、Kko君に感謝し別れて 三宝山に急いで向かう。 急な雪道を先ずは下り直ぐに登り返しで30分で頂上へ、三宝山は展望は全くないが 埼玉県最高峰の奥秩父の山だ。近くに展望の良い三宝岩がある事を下山後に知って 後悔するが、岩からの展望は良い様だ。 三宝山からは一気に急降下、30分で奇岩、尻岩に到着する。 その後、きつい登り返しをエッチラ登れば岩場に出逢う。ここで小学生2名の子連れの家族に出逢い ポールを落として引返す所だと言う、そのお父さんが走って行くのを目で追っかけながら 武信白岩山分岐に出逢う。その先、一旦下って梯子鎖場を登り返せば、目の前に大きな岩山が見える 立ちはだかる岩の中心を通り目指すは武信白岩山だ、 垂直の鎖をクリアすると岩山に着くが進入禁止、少しチャレンジするも厳しくて 事故がアつてはいけないとあっさり諦め大山を目指す。 |
||||||
大山に到着すれば縦走、初めての大パノラマだ 甲武信ヶ岳からのパノラマと同じで八ヶ岳から浅間山までが くっきりだ 明日行く金峰山、大弛峠、朝日岳~国師ヶ岳の稜線が くっきり見えている |
||||
大山山頂で休憩した後、垂直の凍った岩場を鎖を頼りに慎重に下りれば、コメツガ林の中を アップダウンを繰り返し単調な登山道をグングン下る やがて十文字小屋に到着する 小屋ではテント一張り、暖房のストーブなのか?煙突から煙が出てて温かな雰囲気だ トイレを拝借して十文字峠を経て整備された林間の九十九折れ登山道をヒタスラ下り やがてゆるゆるの沢伝いの道へ 五里観音に出逢い、手を合わせ、更に沢沿いを行けば朝出かけの登山道に合流だ 丁度、大山神社で合流する。 登山口到着は4:00、真っ直ぐ下山のKko君はまだ到着していない 靴を脱ぎ帰路の準備をしていると10分遅れで二名が帰って来た 殆ど同時刻に下山で来て帰りの準備を整え、何とか明るい内に今宵の宿へ到着だ。 |
今宵のお宿は町田市自然休暇村、町田市民はとても安く泊まれるんですけどねぇ 建物はオシャレで室内も広く、廊下もウッディでいい感じなんです お風呂は温泉では無いようですが広くてゆったり 料理はもちろん自慢の信州牛ステーキ! その他、懐石料理も1000円也、 酔いよいで泣けるよな晴れた空は、楽しい一日と伴に暮れて行きました。 |
|||||
明日は金峰山へ…晴れますように …この日の夜に、立山の真砂岳の雪崩のニュースをテレビで知って 来週単独計画を余儀なくさせられました 亡くなられた方が7名も…冥福を祈ります。 |
ホームに戻る 山の風に誘われて 目次に戻る |