瑞浪のいつもの場所に集合して4名で出発だ。運転、車はK氏です。
毎週のように山に出掛ける若くタフなKさん、一番年長で頼りになるTさん、
入会が一年先輩のNさん、と僕の四人だ。脳動脈瘤の事が少し心配だが、
連れて行ってもらえないといけないので皆には内緒にしてある。が、もし破裂したら大変な迷惑をかけるなぁ…
その方が問題なのだが、と思いながらもやはり内緒にしておこう。
高速を快調に飛ばして、諏訪湖の辺りから見える蓼科山を眺めながら『雪が無いよ』と皆不安気
そんな思いに油を注ぐように天気は快晴!いい天気だ。登山口の女神茶屋に到着すると車は5〜6台位止まっている。
準備も早々に登山開始。今日の目的は先日新調したピッケルをモノにする事だ。
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駐車場 |
スパッツ付けて、と |
いざ!出発 |
素晴らしい快晴だ |
女神茶屋は閉店中 |
登山口バス停 |
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雪は期待出来そうに無いくらい此処の所暑かったが、出掛けて直ぐに汗が滲む。
アイゼン、ピッケル装備を付けて、笹と灌木の木立の中の平坦な登山道を楽々歩く。
やがてミズナラの林の中を登山道は斜度を上げ始めるが期待していた雪がこの辺りから
現れた。頂上の残雪に期待が持てるのと同時に、ミズナラに交ってカラマツの林の
木陰は雪のお陰でひんやり…汗の滲んだ身体を冷やしてくれる。
…とても気持ちがいい…
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なんて云うんだっけ? |
教わったけど忘れました |
期待を持たせる…雪が |
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登山道は雪が現れたり、氷となっていたり
溶けて岩場が続いたりで変化に富み
楽しませる。が、結構急登だ
少し開けた地点で休憩し、
そこから一気に岩場となる
登山口からまだ40分地点だ
先行者のお尻どころか足先を見ながらの
急登が始まる。 |
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一息…少し縞枯地帯に入ったかな? |
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結構な急登の連続だ |
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急登は連続するが意外に疲れず登り易い
本格的な縞枯れも目の前、
やがてまた樹林帯が始まる。
不思議な光景だ
ガイドブックの2113m地点と思われる
場所で写真を撮り、そこから平坦な
岩場となり、雪が現れる。
登山口から1時間10分地点だ。 |
岩を頼りの急登 |
珍しい縞枯れの樹林帯 |
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南八ヶ岳の山々 |
立科牧場方面? |
気温上昇と伴に雪も緩む |
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岩と雪の急登を更に登り登山口から2時間の所で最後の休憩をする。
結構ハードな登山道だが、この時期は雪もあり変化に富んでいてシラビソの樹林帯も
心地よいせいかそんなに疲れを感じさせない。
休憩後一気に頂上目指すが、直ぐに森林限界に出て岩だけの山腹となり
東側から回り込むようにして頂上に立つ事が出来た。
頂上からの視界は何一つ遮るものが無く、南八ヶ岳、南アルプス、霧ヶ峰や美ケ原と
一望できた。火口は直径150mあるそうだがいかにも火口だ。
軽く食事をとり記念写真の後・かろうじて残っている残雪で訓練開始である |
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森林限界〜岩場の直登 |
休業中の蓼科山頂ヒュッテ |
最高の青空の真っ只中で |
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双子山 |
赤岳 |
白樺湖方面 |
蓼科牧場? |
最高の青空 |
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景色に見とれて本来の目標を忘れていたが、運良く北側の山頂ヒュッテ横の斜面にしっかり雪も付いており、早速訓練開始だ。
リーダーK氏の元、初心者のN氏と僕への指導が始まる。先ずはピッケルの使い方だ。
本番さながらの大きな声で『わぁー』と叫びながら斜面を仰向けに滑り落ちながら反転してピッケルで雪上を刺し止める…
なかなか難しそうだがN氏と僕と交互にやってみる。『わぁ〜っ、助けてぇ』反転、ピッケルでザクッ!
『わぁ〜っ、助けてぇ』反転、ピッケルでザクッ!
今度は頭から逆さに滑り落ちる…これが意外に恐怖である。何とか少しコツを覚えるがいざと云う時に出来るだろうか?
足は上げる事!足で止まろうとすると身体が回転してしまいコントロール不能になるらしい。『フムフム、納得』
次はビーコンの使い方だ。かくれんぼのようにして30m位離れたところに発信器を隠し、探し当てる訓練だ。
これも見本を示してもらい実際やってみる。落ち着いて行えば意外に探し当てられるがスピードと冷静さが何をとっても必要で
実際はパニックになると慌てそうである。
始めての経験で大変役に立った40分の訓練でした。Kさん、Tさん、ご指導有難う。
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今日の先生、職業も先生!有難う |
訓練の賜物、お尻の跡だよ |
此処でピッケル訓練でした |
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青空の下、とても有意義な経験を
させて貰い下山開始です。
来た道を一気に1時間50分で
下りてきました。皆はアイゼン無しでしたが
転ぶと怖いので僕は装着です。
かなり雪も溶けておりアイゼンもしっかり
効いて楽な下山でした。 |
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駐車場には14時10分に着き、後は共同温泉に浸かり、岐路高速道へ…
今回2回目の会参加でしたが、天気に恵まれ大好きなシラビの樹林帯での登山は最高に楽しかったです。
疲れもそれほど無く、蓼科山は大好きな山の一つになりました。
冬にはスキー担いでまた行きたいなぁ…と思います
Kさん、Tさん、Nさん、またお付き合いのほど、よろしくお願いします。 |