経ヶ岳(2296.3m) ホームに戻る
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2012.5/13(日) 前夜車中泊 

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ゴールデンウイークの春山合宿『奥穂高岳』の疲れも無く、天気を見計らって経ヶ岳の計画を立てた。
予てより行きたい山の一つだったが距離が長く高低差もあり結構ハードなイメージがあり
なかなか腰が上がらなかったが、伊那の知り合いから珍しくメールを貰い、ついつい懐かしくなり
エイヤァ!の勢いで計画書を提出して出かけた
長丁場の山登りを覚悟して、前夜車中泊での決行だ。

天気も良さそうだし雪も少なそうだし…いざ!

5/12(土) 前夜泊 

仕事を終えて一旦家に帰り、準備しておいたザックを車に積み込み、高速を順調に飛ばせば
あっという間に駒ヶ根インターだ。農道を伊那に向かい羽広の温泉の前を通り左折すれば
目的の仲仙寺Pに到着。20:30位だったかな?
余りに綺麗な星空で空気も澄んでいて、伊那方面の夜景をパチリ!
腕はまだまだだね。
随分冷え込んでいる様でこの時期にしては寒い、気温を見れば6℃だ。
その分明日の空に期待が出来るね。

何時もの様に独宴で酔いよいで眠りに就いたのは多分23時頃だったかな?
仕事の疲れも手伝って同じ空の下、ぐっすりでした。
  
  

5/13(日) 

目が覚めると、真っ青な空が広がり今日の山行に期待一杯だ。
早々に準備をして出発、5:30だ。新しくなった仁王門に日が当たり清々しい。
本堂まで登り手を合わせ、何時もそうだが今日の登山の安全とその他一杯…フムフムと色々欲張り祈願する。
登山道は本堂の右に取り付いていて、歩き始めは見事な杉林の中をゆるーく歩く。
コシアブラの芽が直ぐに飛び込み『をっ!』っと思わせるが、かなり伸びていて採るには遅いかな?
そんな周りの山菜に気をとられながら登っているとそこそこ良い新芽が見つかるようになり
つかさず袋を出して登山道から外れる、そんなんだから当然スピードもダウンし四合目到着は6:37でした
本日の出で立ち 仁王門 仲仙寺本堂 杉林 道を遮る 四合目
四合目を過ぎるとちらちらと隙間から雪を纏った将棋頭山が…
だいぶ高度も上がって来たかな?道の両脇には見事な山すみれ、これがずーっと続いて咲いていて
癒されながら楽しい。カラマツとすみれに囲まれた登山道を登ればやがて広々とした5合目に、
此処で少し休憩するも少し遅れ気味の為早々に出かける
5合目からは南斜面の山肌を登り雑木林の隙間から陽を受けながら雪山駒ケ岳のロケーションも
手伝ってスイスイだ。大きな岩場に標識のある6合目に到着
此処からはちと斜面がきつくなるかな?目の前の登山道は急だ!
この急登の途中で初めて人に会った。見るからにおじいさん、聞けば神奈川が住まいだが
この地が好きになり、退職後20年ほど大柴の近くに住んで農業をやっているとの事、
神奈川と伊那を行ったり来たりらしい。
そんな生活、憧れてしまうなぁ…
おしゃべりしながらその方のペースに合わせ非常にスローペースで望郷と書かれた石柱の立つ
8合目に到着だ。
此処からのロケーションは素晴らしく今朝冷え込んだこともあり空気が澄んで遠くまで見える。
早々に三脚を立てて写真撮り捲りだ。
遠く妙高、火打、北信の山並み~浅間山、蓼科山~八ヶ岳、甲斐駒~南アルプスの全貌、
中央は駒ケ岳が目の前だ。西は経ヶ岳に遮られている。

雲一つ無い青空に雪山が映える、今日も来て良かった。
5合目 6合目 青空 7合目 導かれて 8合目
南アルプス、左から鋸~甲斐駒~仙丈~間ノ岳~農鳥、塩見、荒川~赤石、聖
 
左から四阿山~浅間山、霧ヶ峰~蓼科山、天狗~八ヶ岳の連なり
 
   
駒ケ岳、手前左に将棋頭山、中央に茶臼山
奥の左から伊那前岳~宝剣~中岳、木曽駒ヶ岳、木曽前岳
左から雨飾、火打妙高、高妻、黒姫、飯綱…かな?
写真を撮り終え80歳だと言うその方と別れ、目の前に見える9合目を目指す、先ずは少し下り登り返しだ
下った底では樹の枝が邪魔するが御嶽と白山が拝めた。あと見えてないのは北アルプスだけだ。
きつい登り返しを登ると雪の登山道となり先ずは黒沢山との分岐がある
更に樹林帯を登りきると9合目、奥ノ院後だ、石碑が祭られていた。
更に尾根伝いに雪道を行くと、『をっ!見えたぁ~』

北アルプス一望だぁ…少し枝が邪魔するものの三脚出してパノラマ頂きました。
やがて直ぐに木々に囲まれた静かな頂上に到着する。展望は駒ケ岳が見える程度で
景色の期待は無いが石碑や石の観音様が祭られて閑静な落ち着いた頂上だ、意外に好きだな。
黒沢山分岐 9合目(奥ノ院跡) 閑静な頂上
北アルプス、左から乗鞍岳~笠岳、穂高~常念~燕、鹿島槍~白馬、ウンと右の木陰に妙高の連なり
 
  
左から笠岳、焼、穂高連峰~槍ヶ岳、常念~大天井岳の連なり 乗鞍岳
  
   御嶽山と白山                  駒ケ岳の連なり  
少しばかり見える南アルプスと駒ケ岳を楽しんだ後帰路に就く
帰りには9合目までの稜線の途中単独の男性2名とカップル一組と挨拶を交わす。
日曜日なのに意外と静かな山だ。
七合目までアップダウンを一気に下りここからはタラの芽コシアブラが気になり
登山道から外れては仕入れて…の繰り返しだ。
五合目の広場に下ると何やら大勢の人達が、聞けば南箕輪中学校の先生と保護者の方らしい。10人ほどだ


毎年行っていて今年60周年を迎える学校行事、強歩大会の下見と登山道整備に来ているらしい
競歩大会とは?聞いてびっくりだ!大柴の公園から大泉ダム方面まで走り一気に経ヶ岳頂上まで
この登山道を登る競技らしい…信じられん???全校生徒420人全員だそうな。
知ってますか?
長野の学校は登山学習があるのは知っていたけれど、まさか走って登るとは?
一番早いタイムは1時間半位らしい、これまた信じられん。
今日の俺は四時間は掛っているんだぞ?

南箕輪強歩大会

先生たちとお喋りをして五合目から一緒に下山しました。伊那谷の大好きな俺との話に盛り上がり
色々教えて頂き楽しい下山となりました。
大泉ダムとの分岐で先生たちと別れて、忘れていた山菜取り再開だ。結構お土産が出来た所で
3名の山菜取りの地元の方と出逢い、これまたお喋りに花が咲き道草をしてしまいましたよ
結局車には13:30になり長い登山が終了です。

ちょっと疲れもあり早く帰りたくって、今回は高速を使ってノンストップ
家に15:40位に帰りました。

強歩大会に向けて 仲仙寺参道 収穫
今回は多くの出逢いがあり、話もできて楽しい山行でした
今月23日(水曜日)に行われる強歩大会、怪我無く無事に終わりますように、
天気に恵まれますように
 

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