年末山行を僕の仕事の関係を配慮して貰い、12月の末、平日に計画してくれた。 乗鞍岳へGO!だ。 少しばかり天気が気になるが一日目の27日(木曜日)は何とか持ちそうだ。 大日で初雪山を一緒に登ったNさんと定年退職して家の田畑の仕事の合間に 付き合ってくれるKgさんと三名で出かける。 |
12/27(木)
前日の天気予報では今日はいい天気、朝真っ暗な4:15起床で準備しNさんを迎えに… その後Kgさんと瑞浪で5:30に合流して中津までR19を走る、ここから高速で 松本まで、途中恵那山トンネルを超える頃空が白みかけ、雲一つ無い空に 南アルプスの稜線がくっきり影絵のように浮き立つ。 駒ヶ根SAでは真っ白な駒ケ岳が朝陽を浴びて今日の息吹をたたえている。 軽く朝ご飯を済ませ松本インターへ向かえば、 こんな素晴らしい北アルプスは初めてかな? 遠く白馬方面までくっきりだ、既にテンション上がりっ放しで気分も高揚しっ放しだ。 松本インターからは新島々を抜け稲刻ダムの風穴の里でトイレ休憩、後は梓湖を過ぎ 乗鞍高原最上部の休暇村駐車場で一気に走る。道路に雪は無くスイスイだ。 9:15到着、 早々に準備しリフト3本、1200円の券を購入しカモシカゲレンデ最上部へ 素晴らしい天気で乗鞍岳もしっかり見える。 |
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駒ヶ根SAにて朝陽を浴びる駒ケ岳 | 松本インター手前より北アルプスを | 乗鞍高原より乗鞍岳 | |||
リフト3本を乗り継ぎ、僕はスキーで、二人はスノーシューで ツアーコースへの新しいトレースの跡をグングンと登る。 最初の急登はパウダーの雪でシールが食い込まず後ずさりだ、 仕方なくジグザグに高度を稼ぐ、やがて緩やかな斜面となり フワフワの雪を纏ったしらびその林間を朝の清々しく優しい 風を頬に受け止めながら、野鳥の囀りに導かれながら行けば あっという間に位ヶ原山荘への分岐だ。 本当に素晴らしい天気に恵まれ 今、この冬の白と青の中に自分が居る事が とても嬉しくもなり自分の事ながら、羨ましくもなる。 |
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この景色!!素晴らしいでしょ! | |||||
分岐からはこの天気の下、ロケーションを満喫しようと、 真っ直ぐ登り位ヶ原の取り付きまで行く。何処までもフワフワの 雪で、今日既に滑って下山した人のシュプールが 目の前にくっきり! 明日は俺が頂くぞ!とコースを見極める。 稜線まで登り詰めると…これだもの! 北には穂高の山並み、槍も見えるし手前に十石山、 西には八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、 素晴らしいね、頂きました。 |
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位ヶ原山荘への分岐 | |||||
穂高 | 八ヶ岳(~赤岳~) | 南アルプス(~北岳~) | |||
素晴らしいロケーションをしっかり頂き、雪と戯れて 来た道を少し戻り、夏道林道のガードレールに沿って 位ヶ原山荘へのルートを探しながら歩く 所々に真っ赤な道標があり、天気次第だが迷う事は無いだろう。 やがて眼下に山荘が見え始めると日陰に入り まだお昼チョイ過ぎなのに寒さを肌に感じる。 お日さんの暖かさが身に染みるなぁ。 山荘への到着は1:30 ちょいと早いが、一気に疲れも出て皆遊びに出掛ける気分では無く そのまま山荘へ滑り込む… |
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乗鞍~剣ヶ峰が目の前 | |||||
雪としっかり遊び位ヶ原山荘へ | |||||
小屋番さんは一人で、今晩の泊まりは貸切らしい やりたい放題? 談話室にはストーブが燃えていて更に炬燵もある。 今日は炬燵でゆっくりだ。 早々にビールで乾杯! その後は…出て来るわ出て来るわ!ワイン?焼酎?おつまみ? 何しに来たんだか? そんな宴もえんえんと続き昼寝を挟んで夕焼けを撮りに外へ 真ん丸月夜で神秘の世界を満喫です 綺麗だったなぁ、雪山の夕焼け |
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こんな時間からかよ!2:15だよ | |||||
夜ごはんは豪華な鍋とホイル焼き お酒をしこたま注文して 更に盛り上がり 小屋番さんを交えた ご機嫌な夜は延々と… ゆっくりさせて貰って 有難うございました。 布団に潜り込んだのは 9時位だったかな? |
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12/28(金)
朝焼けを拝み小屋番さんに見送られてダケカンバに沿って急登を登り位ヶ原へ…雲が広がっている | |||||
ゆっくりの起床で朝食を頂き、真っ赤に染まる朝焼けをカメラに収め 早々に準備をしてピークを目指す、7:30だ。 位ヶ原への登りの取り付きには昨日無かったテントが3張り、 学生の団体だろうか?既に出発している様で人影は無い。 彼らのトレースはアイゼン登行でしっかり付いていて 頂上まで導いてくれそうだ。 尾根までの登りはかなりの急斜面でスキーでは直登は出来ず 九十九折れに高度を稼ぎやっとの思いで広い位ヶ原に辿り着く。 目の前の乗鞍は昨日とは打って変わった景色でどんより構えている。 広い雪原は固い雪と化していてテカテカだ グングン進みトイレの小屋に着いた所でアイゼンに履き替える |
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位ヶ原トイレ小屋でアイゼンに | |||||
ここからは見えないが肩の小屋まではスキーで登れそうだが 初めてだし、様子も解らないので皆に追随してスキーをデポして アイゼンに変えて歩く、が…、スキー靴でのアイゼン登行は 以外に歩き辛く、バックルを緩めるも…なかなか自由が効かない どんどん二人から離されながらグングン登るが 追いつかないし…空も変だ? 頂上を仰ぎ見れば8人位のパーティが下山して来る。 きっとテントの連中だろう。 やっとの思いで肩の小屋まで到着し待って居てくれた二人と 合流するも、時間と天気と相談し、今日はピークは諦める事とする |
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肩の小屋で記念撮影後一気に下山、スキーに履き替えスイスイだ | |||||
結局、肩の小屋まではスキーで登れたわけで、今度は此処まで 日帰りだな?と覚えたコースを頭に叩き込む。 風も出て来て急変しそうな空の下、下山は早いぞ! トイレ小屋で其々履き替え一気に下山だ。 スキーはスイスイで堅めのバーンの平原を過ぎれば一気に斜度を 増したパウダーゲレンデ、頂きだ。 天気は悪いが気分は最高だね、 二人を待ちつつ休憩して…これを繰り返し一気にゲレンデトップへ ここからはお先に…とゲレンデを滑り駐車場へ 11:50到着だ。二人はその後30分後に到着でした。 |
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パフパフの雪面、斜度があるとスノーシューは歩きにくそうだ | 温泉へ | 帰りのR19は真っ白 | |||
駐車場を出て、乳白色の湯けむり館で汗を流す頃雪が舞い、その後時間と相談して 下道で、奈川の村を抜けR19号を走れば木曽福島を越えた辺りから雪が大粒になり 一気に道路も雪化粧、中津を越した頃から雨に変わり寒い一日になりました。 多治見着は17:00、車での往復距離 378㎞、片道4時間でのアプローチ、 楽しい雪山山行になりました。今回覚えたルートで今度は日帰り山スキーに出掛けるかな? 秘かにそんな計画を立てているのです。 |
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