朝3時半に家を出てN氏と合流し、瑞浪でK君を乗せてスタットレス装備の我が愛車で出発だ。
1000円の恩恵を受け高速で諏訪まで走る。途中諏訪のPAで朝食を摂り登山口のある
渋ノ湯到着は予定より相当早い6時45分だ。Pには7台の車が止まっているが
窓ガラスの状態から昨日からの登山者だと思われた。早々に準備をして1000円の駐車代金を
支払い登山開始である。
意外に積雪は少ないが凍っておりかなり怖い。気おつけなきゃ… |
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渋の湯からは八方台分岐に向けてそこそこの急登となるとあるが
ほとんど傾斜は感じず雑木林の岩場の登山道を軽快に歩いて行ける
が、氷だけは要注意だ。
雪で覆われた針葉樹の葉が時折音を立てて跳ね上がり
雪を散らしている以外は静寂だ。体温が気温に適応して
落ち着いた頃に最初の分岐、八方台分岐だ。
此処で一息入れて黒百合ヒュッテを目指す。 |
渋の湯登山口 |
氷の登山道 |
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此処からは針葉樹林の中を平坦な楽な登山道が続き、少し下ると
唐沢鉱泉からの分岐に出る。気おつけないと下ってしまいそうな所だ。
此処からは唐沢の源頭部分になる涸れ沢伝いに木の橋を何本か渡りながら
時々氷の川になった登山道が続く。
この辺りで泊りの下山者とすれ違いながら
ヒュッテを目指す。この時K君が擦れ違いで大きく滑って転ぶ!
稜線で無くて良かったなぁ…
朝陽が体を包む頃黒百合ヒュッテに到着だ。
とても陽射しが温かい。 |
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雪を跳ね除ける |
陽射し |
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黒百合ヒュッテからは
アイゼン歩行の練習だ。
引っかけない様に、慎重に
高度を稼ぐ。中山峠からは
一気に視界が開け三つのアルプスが
一望できる。快晴の天気に感謝! |
眼下に見えるにゅう |
アイゼン歩行だ |
頂上は360度パノラマ |
西のピークに向かう |
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展望が開けると北方面には『にゅう』が目の前だ。
アイゼン歩行で時々むき出しの岩場を歩きにくそうにクリアーしながら
訓練を繰り返す。陽に向かって登り切ればピークの手前の岩峯を横切り
狭い東のピークに到着だ。
360度のパノラマを此処まで重いのに頑張って背負ってきた三脚での
パノラマを撮影し、頂上の人を掻き分け西のピークに早々に向かう
西は広場になっており人も少なく落ち着ける |
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西からみた東への |
西天狗岳頂上は静かだ |
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西天狗は皆お昼休み中だ。思い思いに腰かけての休息中!でもパノラマは赤岳〜阿弥陀岳、鳳凰三山、
北岳〜甲斐駒から仙丈、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、その北の穂高から白馬三山方面までの展望が
素晴らしい。本当に素晴らしい。
来て良かった。それくらい雲一つない快晴だ。
俺の心も早く雲よ!流れ去ってくれ!!! なぁン茶ってね |
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天狗の奥庭から擂鉢池へそこから見る2峰 |
黒百合ヒュッテに直行
ぽかぽか温泉で |
西からは天狗の奥庭へ下り、擂鉢池の畔を廻り込んで
一気に黒百合へヒュッテへ下山だ
此処で少しの時間を利用してビーコン訓練を行う
意外にうまく何とか行くが
実際の雪の中ではパニックかな?
訓練を終えて若いK君先頭にぐんぐん下山だ
まるでランの如く飛び跳ねながらあっという間に
登山口だ。だが氷の登山道の下りは滑る、
K君もNさんも尻もち突きながらの下山だ。
傍で笑っている俺はなかなか転ばない…
最後に大きな事故でも起きなきゃいいのになぁ
と心配しつつ歩いていると最後の登山口を過ぎた処で
派手に滑って転んだ。
皆と同じ洗礼を受けて少し安心できたと思った。
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登山口の祠にお礼のお参りをして、渋の湯¥800円で体を温め、高速、途中駒ヶ根で休憩しただけで
真っすぐ帰って来た。今回休日なのに道路も空いて居て山はそこそこの人でにぎわっていたが、
雲一つない最高の天気が…最高の時を与えてくれた。
楽しかったなぁ
こうしてどんどん制覇出来て行く山への積み重ねが、今の人生の積み重ねで、
苦しいが、楽しく、自分が未知の世界を知って行く事が、生きる…活きる幅を拡げる事が
限りが無く楽しいのだ
また次は冬の本格的山にチャレンジだ!
Nさん、K君、また一緒によろしくです |