烏帽子岳(2194m)~念丈岳(2291m) (鳩打峠山口1118m~池の平山2327m~標高差1209m) |
ホームに戻る 山の風に誘われて 目次に戻る |
2015.5/19前夜泊~20(水) | 飯島道の駅泊 | 単独 |
この頃は大体週一で登っているのだが天気には恵まれつつある 今回も『快晴だろう』との予報を受けて計画した 丁度、会社人生最後の退職日になる20日を選んでの計画だが 何処に行こうか?記念の山になるのか?なんてことを考えて選ぶが どの山も登ればそれなりに感動がある そんなこんなでHPで探し意外に距離もあり高低差もあり展望が良く そんなに遠くない山…てな理由で中央アルプスのマイナーながらも展望の良さそうな 念丈岳を選び計画する。 退職記念登山だ! |
5/19~20(水) |
天気は上々の筈だ、内のやつの仕事帰りを待ち前夜泊の準備を整えて下道で目的地へ向かう 目的地到着は既に20:00近くなっていて、早々に宴の準備だ 今回は送別で頂いた『空』を持参しての贅沢な宴 それにしても来る途中の夕焼けが綺麗でした。 翌朝、起床とともに登山口迄車を走らせるが道を間違えて飯島登山口へ向かってしまい 途中で気づき戻り、鳩打峠登山口到着は計画より30分遅れの5:25、 早々に準備して登山開始だ5:45 登山口から直ぐは結構な斜度がありゼイゼイと九十九折れに高度を稼ぐ 山つつじに励まされながら進むが突然キーキーと甲高い声が響き 周りを見渡せば猿の軍団に囲まれていた 皆さん木の上から標的一人を凝視している様だが、恐怖もあるが此処まで来て引き返すわけにもいかず 『何もしません、通らせて…』と何度もつぶやきながら目を合わせ無い様 下を向きながら必死で歩きやっとの思いで軍団から遠ざかる そんなこんなで急ぎ足だったのか?直ぐに小八郎岳への分岐にでて迷わず小八郎岳を目指す 小八郎岳は東屋のある立派な山頂で飯島松川方面、当然南アルプスが遠望できる 少し霞んでいて残念だがそれでも薄ら確認しカメラに収める 振り向けば今から向かう烏帽子方面も目の前だ ゆったり休憩後は烏帽子岳に向けて登山再開だ 反対側へ少し下ってトラバース道と合流しダラダラと笹に囲まれた登山道を 涼しい風に撫でられながら5合目まで進む、ここからはちょいと斜度が増しスピードダウンだ 根っこの登山道あり、岩場ありで詰めると池の平岳方面が目の前に広がり断崖絶壁の崩落地帯を通過する 程なく7合目、飯島からの登山道との合流地点だ 更に根っこの張り出した細尾根、崩壊地点等をゆるゆる進み急登をクリアすると 何やら大岩があり登山道にロープが張られている。滑ればドーンと落ちて行きそうな谷だ 此処が8合目の様だ。更に斜度を増した登山道をガンガンと勢いよく詰めると9合目を経て 烏帽子岩への岩場が始まる。烏帽子岩の回避コースもあるが迷わず岩へ向かう 烏帽子岩からの展望は素晴らしいが天気が良すぎて霞んでいて南アルプスは見えんなぁ その先烏帽子岳頂上は直ぐだ。 8:58到着 登山口から約3時間強だ ゆったり休憩後念丈岳を目指して岩場を下り笹薮の中を進む 直ぐに残雪がちらほら…単調な笹の中を小鳥の囀りを聞きながら、時折強く吹く風も受け止めながら 気持ち良く1時間ほど行くとこの稜線の中で一番高い池の平岳2327に到着する 烏帽子岳から約1時間の尾根歩きだ。 平らと名が付くだけあって広い高原だ、ショージョーバカマが咲いていた 基本ここからは下りになり周りの風景もちと変わり、枯れ木の乱立する雑木林となる 残雪も一気に多くなり登山道を覆っている 高木が無くなり周りの山並み、ロケーションが広がる登山道だ 途中で見えるダムは片桐松川のダムだろう、仙涯嶺も目の前で存在をアピールしていた 更に少し下って微妙に登りかえすと念丈岳の頂上に到達する。 風も良し、ロケーションも良し、天気も良し 素晴らしいピークを独り占めだ 頂上10:54…烏帽子岳から約2時間、結構遠いね それでもロケーションは最高だ 頂上で散々寛いだ後は帰るだけだ 次は中央アルプス最南端の摺古木山とか安平路山に思いを馳せて帰路に就く 池の平岳までの登り返しが苦しいかな?と思っていたが全く問題なく あれっ?という間に池の平岳へ 途中の残雪を利用してペットボトルを冷やし それはそれで大成功!美味しく冷えましたね その後はゆるゆるに下り烏帽子岳へ到達する。 誰にも会わず…今日はこの辺りは自分しかいないんだろうな? そう思うと緊張神経が走り怪我の無いように慎重に下る。 途中のガレを越して森林帯を九十九に下り、小八郎岳をトラバースして 今はお留守のおさるさん地帯を下れば登山口に到着だ。 途中マイズルソウが綺麗に咲いていましたよ 今日も安全に登れて楽しかったなぁ…感謝です。 下山後、飯島の国道から烏帽子岳を見上げる |
ホームに戻る 山の風に誘われて 目次に戻る |