安達太良山(1699.9m) (スキー場登山口960m…登山口~頂上まで標高差739.9m) |
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2015.10/3(土) | 3名 |
山の先輩から北関東、東北の山の誘いがあった 三日づつ二週にかけて安い旅館泊まりで行こうという計画だ 一週目は那須山、安達太良山、会津磐梯山、翌週は谷川岳、巻機山、八海山だ どれをとっても行きたい山ばかりで紅葉を兼て一つ返事で同行させて貰う事に… 先ずは栃木県の那須山からだ。 |
10/8(木) |
早朝3:00H私宅に集合し高速道路を約600㎞近いドライブだ、到着は9:00、6時間の予定で出発する。 天気予報では天気は大丈夫そうだが太平洋沖を通過している台風の風の影響が心配される。 中央道から長野道へ入り安曇野で休憩、更埴から上信越道へ、この道も何度走っただろう 東部湯の丸辺りからの浅間山は雲の覆われて見えんが西上州特有の奇岩山、雄山雌山のトンネルを潜り 横川で休憩、ここから見える妙義山もごつごつだ。 更に藤岡から榛名山を左に見ながら関越道を少し走り高崎ジャンクションで北関東自動車道へ 赤城山を見ながら群馬県を東に走り東北自動車道へ入り日光白根、男体山、高原山の釈迦ヶ岳を見ながらさらに北上、 栃木県の那須インターで降りる…目の前に那須山が見えているが何故かそこだけ黒い雲が覆っていて 不安がよぎる。それでも関東圏の観光地らしい上品な雰囲気の中を那須山目指して登って行くと いよいよ真っ黒な雲の中に入りついにはポツリポツリと落ち始めその内ザンザン降りとなり 機転を効かして安達太良山のロープウエーへ確認すると晴れているという返事、 それならばと急遽予定変更で明日予定している安達太良山へ向かう。 那須インターまで520㎞、更に栃木から福島へ入り二本松インターで降りて岳温泉へ その先の安達太良高原のスキー場が登山口だ。ここまで630㎞、Hさん…お疲れ様でした。 時間は既に10:40、それほど時間のかかる山ではないので充分だが 晴れている…と確認した天気だったが此処も雲に覆われていて少々心配だ。 早々準備をして遊歩道から登山口へ入りスキー場の脇の登山道を先ずはリフト山頂の薬師岳展望台を目指す。 スキー場上部へ来ると岩肌となり滑らないように注しながら進む、見上げるとリフト頂上が見えている、 スキー場を離れ低木帯に入ると斜度を増し岩場も現れたりするが此処の紅葉も綺麗で癒されながら気にナラナイ やがて五葉松平らの標識に出る、何気なしに脇の大きな岩に登って見ると北斜面に広がる紅葉が素晴らしい この紅葉平が五葉松平のようだ。 五葉松平らからも低木の紅葉が続く登山道で時々振り返りながら景色を楽しみつつ詰める やがて大きな広場に出ると大賑わいの薬師岳展望台だ 此処までリフトで来られるだけあってハイカーの人達も大勢いる。 丁度お昼と言う事もあって皆腰を下ろして休憩中だ、我々もゆっくりと休む。 展望台には祠もあり鐘もあり… 多少樹が邪魔するが360度の紅葉が美しく広がっていて見渡せば 安達太良山の山頂(地図にも明記してある乳首)がしっかりと見えている ゆっくり休憩後は天気も崩れそうなんで頂上目指して先へ急ぐ事に 皆展望台までの紅葉を楽しむ人の様で、この先へ行く登山者はめっきり減って静かな山歩きだ 表登山口の分岐までの30分ほどの登山道はほぼ横這いで同じ様な低木帯が続いているが 前半はかなり整備された道である。 その先は一気に斜度を増して低木も無くなり視界が開けてくる 40分ほどでくろがね小屋方面への分岐になる。 広大に拡がる紅葉を満喫しながら分岐まで来ると黒い雲が一層近くなり景色も一変して 砂地の禿げた山肌に岩がまばらに転がっていて今までがユートピアならこの先はまるで地獄のようだ もっともこの山は今でも水蒸気を上げる活火山だ そんな活火山らしい岩肌を目の前の頂上目指して登り詰める頃風が一気に強くなり 暗ーいムードに一変する 早々乳首の岩山に登り頂上を制覇した所でスタコラサッサと下山です。 天気が良ければ先の鉄山まで行き噴煙上がる沼の平らを見たかったのだがこの天気では… と諦めだ。 くろがね小屋分岐まで戻ると目の前に虹が架かり 行く手にはユートピアが広がっていて此処からの紅葉も素晴らしい 峰の辻からの紅葉にくぎ付けになりながら写真を撮りつつ下山する。 すっかり紅葉に魅せられつつ下ると眼下にくろがね小屋が見えて来て 急な下りを終えると硫黄の匂いのする小屋に到着だ。 少し冷えた身体を温めるために小屋で珈琲を頂き大休止、2:30だと云うのに結構な人が宿泊するようで オープンな2階の寝室に大勢の人が寛いでいた。この小屋は温泉付きだ。 それでも登山口から2時間ほどのこの小屋に宿泊が必要なのか?と考えてしまうのは自分だけかな? |
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