焼岳(北峰2444.3m)残雪と新緑を楽しむ (中の湯登山口1620m~・登山口~頂上まで標高差825m) |
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2014.5/28(水) | 2名 |
冬の間は山に登らない?こっちから誘わなければ山には行かない? そんなI君を久しぶりに誘ったら一つ返事にてOKの返事 山はこっちで勝手に選ぶが天候とも相談しながら晴れれば展望の感動のある山へ… そんなに遠くなく日帰りで行けて… そんな全てを網羅した山はなかなか無いが、焼岳を思い出した 最近、区飛騨地方で群発地震が起きておりもしかしたら焼岳噴火か? そうなれば暫く登れなくなるね? そんなこんなで地震も少し心配だが焼岳決行だ 前日の夜発で現地駐車場で宴会!と思って計画したがI君の仕事の関係で 結局前夜は我が家で泊まり翌朝出発とした。 天気は良さそうだ、楽しく登ろう |
5/28(水) |
前日の宴の酒も残らず気分よく3:00起床、3:30出発でR19号をヒタスラ走り藪原から堺峠を目指す 快晴の中乗鞍を見ながら奈良井を走り梓湖畔を過ぎれば沢渡だ、最盛期の賑やかさは全く無く 上高地入口、釜トンネル前を通過して中の湯の登山口へ 先行の車が1台停まっているだけで静かな山行が出来そうだ。 6:30到着、目の前には青空に聳える残雪の前穂高~吊尾根が迎えてくれた。 堺峠下りから乗鞍を拝み梓湖畔を快適に走り穂高の見える中の湯登山道へ、いざ!出発です 早々に準備して残雪の登山道を6:55に出発する、今回は残雪の登山道を歩きながらアルプスの 展望を満喫する計画だ。素晴らしい青空の下、素晴らしい展望を期待しつつ出発だ 最初から意外に急登で一気に汗がポタリと落ち始める、半袖の自分と長袖のI君 I君は久しぶりの山とあって意外に苦しそうだ、ペースが落ち始めて先行しては少し待って… を繰り返しながら30分程で最初の急登を終えれば残雪が現れ始める その後樹林帯の中を、ユルユル…アップダウンを繰り返し8:00にベンチのある休憩地に… その先直ぐに一面残雪の樹林帯に出て暫く赤いテープを辿りながら進めば どーン!と焼岳が目の前に…下堀沢出合だ それにしても青空が素晴らしい 下堀沢出合付近~ダケカンバの樹林帯を迷わないよう進む 中の湯ルートとの出会いで一気に開ける |
中の湯ルートで追いついた先行の2人が先を行き追いかける様にアイゼン歩行で慎重に進むが I君のスピードが一気にダウンだ、あわてる事は無いのでゆっくり後方を確認しながら先行する、 やがて露出した大岩でいったん休憩するも10分遅れでI君、そんなこんなを繰り返し 落石に注意しながら雪面を登り切れば、目の前に水蒸気の噴煙が立ち上る岩道へ 岩道で待つ事15分、I君の到達を待って頂上に向かう 水蒸気で硫黄がこべり付いた岩がモンスターの様だ、今にもゴジラが出てきそう 頂上着10:40…登り始めて3時間45分 |
暫く頂上からのロケーションをどうぞ |
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頂上では先行の二人と我々、後から来られたお二人と三組の登山者だけでこのロケーションを満喫だ 景色満喫、お腹も満たし下山コースを相談 このまま来た道を帰るか?上高地に降りてタクシーを使うか? 正直結構急な雪渓を下山するより岩場の方が安全かな?I君も賛同で上高地選択で決まりだ 先ずは頂上を下り来た道との分岐を反対側へ、大きな雪渓があるがその脇を九十九折れに下り その雪渓をトラバース、後は下に見えている中尾峠展望台を目指すのみだ 滑りそうな砂地と瓦礫の登山道を右に左に慎重に下る |
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30分程で中尾峠展望台に到着だ |
展望台からは大正池が目の前だ、その先アップダウンを繰り返せば 雪に囲まれた営業間近の焼岳小屋がひっそりと佇んでいる 先に進めば日当たりの良い上高地側の下山道となり 雪も無い グングン下る やがてこんなに梯子があったっけ?と過去の記憶も飛んでいるが 先ずは垂直の梯子、慎重に下るがその後が一番怖かった! 大きな残雪が急な斜面に残っていてこの下りが怖い! 時間をかけて一歩づつ慎重に… 何とか降り立ち、次に続く梯子の急斜面を下る |
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その先、樹林帯に入るとまたまた残雪 時々道を失いながら… 目印を探しながら…で下れば やがて沢のせせらぎの音が聞こえ 陽の当たる橋に出合う 此処で休憩だ |
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沢の水で喉を潤した後登山道から離れて工事用の車道を歩く事としカラマツの緑の樹林帯を 汗を拭き拭き進めば、ドーンとさっきまで居た焼岳がカッコいい 工事車両の行きかう道を砂ぼこりにまみれながら進むと梓川を渡る橋に出て 今までの静寂とした世界から観光バスやタクシーの行き交う俗世界に迷い込む…現実だ! |
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