奥大日岳(2605.9m)~大日岳(2498m) (登山口m~・登山口~頂上まで標高差m) |
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2014.10/3(金・前夜泊)~5(日) | 2名 |
紅葉シーズン、涸沢とかババ平とか北アルプスに出かけたかったが 今年のシーズンはちと駆け足だったようで既に遅い感がある そんな訳で紅葉は諦めて、まだ見た事の無い称名滝目的で奥大日岳の計画を立てた 本格的な北アルプスに行った事の無い会社の友人を誘っての山行だ 室堂からの高低差は200m弱、友人の今までの力量なら問題ないだろう? |
10/3(金)~4(度) |
ここん所余り欲に天気の中で、予報では雨模様の週末だが土曜日だけは晴れマーク、 ホントかなぁ~と思いながらも全面的に予報を信じて実行に移す 前夜泊で立山~一泊二日の計画だ 会社の後輩、I君と家で待ち合わせ6:00出発、高速を走り目的の立山駅には21:00到着だ 雨を警戒しているのか?この時期にしては少ない駐車の数だ、趣のある線路側の位置に駐車し 早々車中宴会の準備をして、疲れ乾いた体をビールで潤す やがて最終電車を迎えて立山駅の夜の風情に触れる… この通り過ぎる一瞬に自分がここに居る事が大好きな訳で… 通り過ぎてしまえばいつものように 山談義に花を咲かせ明日の快晴を期待して0:00に眠りに就く |
嫌な音に目覚めは悪い、外は雨だ 始発電車を見送る5:30頃目覚め、Web予約した6:40分までの間ゆったりと準備をして 5:00頃ターミナルへ…さすが紅葉シーズン、夜の内に来られたのか?駐車場は満車状態だ 予約切符の受付をして、だらだらしつつ出発時間を待つ。 乗車は全車両時間が決められており、混雑は全く無い 6:40きっかりケーブルカーに乗車し美女平で高原バスに乗り換え立山室堂を目指す ガスガスの中称名滝を眺めるが、以外に遠くまで見渡す事が出来、滝の流れが目に止まる 周りの紅葉はやはり終わっている様で綺麗さは半減している やがて弥陀ヶ原を過ぎて剱が見えてくる頃になると、信じていた通り雲の切れ間から青空が覗く テンション上がりつつ、今日行く山でのロケーションの期待が膨らんで来る 室堂到着は7:40、高曇りではあるが奥大日方面には雲が無いじゃないか 素晴らしいロケーションが広がり山への期待が膨らむ |
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早々靴紐を締め直し観光客に交じって歩き始めれば、みくりが池、地獄谷を経て雷鳥荘へ ここまで来ると大日岳方面が随分と近くになり青空に突き抜けているのが良く見える 振り返れば立山三山、国見岳、雪の景色とは違った趣で迎えてくれる 雷鳥荘からは一旦雷鳥沢まで下りテント場を過ぎて称名川を渡れば、いよいよ本格的な登山道だ 殆どの登山客が剱御前小屋に向かうのを右に追いながら、我々は奥大日を目指す。 陽を浴びながら川沿いに歩けばやがて九十九折れに急登を詰め新室堂乗越に出る。 ここでも展望は素晴らしく遠く白山も雲海に浮かぶ、地獄谷も煙を吐吐いている 乗越まで登ってしまえば後はほぼトラバース道、大きな登りは奥大日手前位だ 登山道が斜面南から尾根に出ると今まで見えなかった毛勝三山が雲海にぽっかり浮かんでいて その横でドーンと構える急峻な岩山、剱岳が現れる、目の前だ。 雲海の白と言い剱の岩の影と言い、相反して青空に映えて美しい…本当に美しい。 カメラを構えなかなか前に進めない。 居合わせた魚津から日帰りで来られた女性と感動を共有しながら展望を楽しむ。 雲海に浮かぶ毛勝三山と剱岳 ロケーションを楽しんだ後は剱岳を暫く背にして押されながらぐんぐん進めば 剱岳の大展望場、室堂乗越を経て更に登り詰めると眼下に池塘が二つ三つ… その向こうには天狗平のの立山高原ホテルが溶岩台地を形成する絶壁に建って居る光景が 目の当りだ。素晴らしい自然と人の融合台地だ。 ここまで来ると先の大日小屋が目に入ってくる 取り敢えずは北に延びるカガミ谷乗越で小休止し、岩場のガレ地帯を慎重詰めて進めば 奥大日岳の稜線に出て目の前の頂上を制覇する。二度目だね。 3組ほどの人達で狭い頂上は窮屈そうだ。早々に景色を写真に収め次なる目的地を目指すが 360度素晴らしい展望である。 先ずは北方面の大パノラマ 剱岳(左に白馬岳、右に五竜岳)~前剱岳~一服剱岳~クロユリのコル~剱御前~別山 ~真砂乗越~真砂岳~2860mコル~立山三山~一ノ越乗越~浄土山 南に目をやれば こんな素晴らしいロケーションを後にして次なる目的地、大日岳を目指して足早に進む この頃から眼下に横たわって静かだった雲海がにわかに動き始めて上昇している 早くしないと雲の中に包み込まれるかな? 少々動きの遅くなったI君の尻を叩きながら先へ進めば梯子のある岩場の急降下地点へ 慎重に進む頃、やはり雲に覆われ視界が悪くなる。 ぐんぐん進みアップダウンを繰り返して七福園へ、ここでお昼の大休止を取り、 中大日のトラバース道へ差し掛かった所で奥大日で一緒だったレディ2人が雷鳥を見つけ 一緒に写真撮影…ちょいと遠いのと草むらなので判りにくいがご夫婦の様だ。 ガスの中、大日小屋に到着すれば称名滝方面から登って来られた人達と合流して大賑わいだ。 調子の悪いI君を置いて、ガスの中の大日岳をピストンし大日平小屋を目指す。 大日岳はガスの中で全く何も見えなかったが大日小屋まで帰ったところで雲海に浮かぶ剣が印象的でした I君と合流し森林限界のガスの中、一気に下山を開始する カガミ岩を過ぎ水場の沢筋辺りで、大日岳で一緒になって楽しくお喋りした山ガール軍団が追い抜いて行った 聞けば地元で日帰り山行の様だ つい先日この下山堂でクマが出たらしいが、彼女らの元気な大声なら絶対安心だろう? そんなこんなで楽しい下山になりました。 ガール達に元気をもらい紅葉の中ガンガン下って大日平の入口へ 途中で追いついてきた奥大日の女性二人と伴に歩きしっとりした紅葉を満喫して 今宵の宿、大日平小屋へやっと到着です。ちと疲れましたね。 小屋はお風呂完備で先ずはお風呂、多分初湯で綺麗でした、その後はビールで寛ぎ 夕食までの間ぐだグダとテラスで時間を過ごし、富山の若夫婦、なんと岡山方来られたと言うご夫婦 と歓談し山談義に 夕食後は調子の悪かったI君はそのまま布団へ、自分も追随してグダグダ過ごし20時頃には 温かい布団で深い眠りに就きました。 |
10/5(日) |
翌朝は6:00からの食事を待てづに事前におにぎりを頼んで於いて5:00起床 食堂でおにぎりを頬張り小屋の後方にある散策道を歩いて1分、素晴らしい不動滝の光景に圧倒される 不動滝の後方には弥陀ヶ原が広がり、弥陀ヶ原ホテルの朝の灯が光っていた。 不動谷に感動した後はタダひたすら下山だ 朝露にしっとりした草花の中、しっかりした木道が延々と伸びる大日平を 時々大日岳を振り返りながら進めば、東方面の薬師岳がずっと付いて来る。 本当にしっかりした木道がこんなにも長く…手入れしてくれている方たちに感謝だね。 木道の後は平たんな登山道を暫く下れば やがて梯子やロープが現れる細尾根から牛首の急な岩場に変化する。 慎重に下りつつ、時々咲く花に目をやりつつ、はたまた紅葉の名残を写真に収めつつガンガン下れば 途中の猿ヶ馬場の広場で一休みだ。その後も途中の工事現場を通り過ぎて急な下りを更に進めば 大きな沢の音が耳につくようになり、やがてゆったりした登山道になれば称名川の登山口に出る。 小屋から1:40で下山しました。 直ぐに称名滝へ向かいダイナミックな滝に圧倒されそのままバス停へ 本当にラッキーな事に、バスに乗ると同時に雨が降ってきました。 今日の予報は昼前くらいから雨…雨の中を下山するのが嫌で早くに出立したのが大正解でしたね。 8:30のバスの出発、立山駅は直ぐでカッパも着る事無く車に乗り込みました。 帰りも一緒だったお二人と記念に…と写真なんぞ撮ったりして その足でいつものお風呂に向うも時間が早すぎて営業前、仕方なくちょい前に釣りに来た時に 開拓した富山インター近くの湯の花館で汗を流し目的のお寿司屋さんへ… ところがここも時間が早く営業は1時間後だ どうする? 以前、美味しいと評判のステーキ屋さんが飛騨古川にあることを思い出し 急遽、寿司からステーキに変更だ R41を快適に走り古川へはちょうどお昼 予約を入れて於いたのですんなり席に着けて、美味しいステーキでお腹を満たして帰路に就きました 雨模様の週末、土曜日一日だけの晴れの予報を信じて登った大日岳 I君の調子がいまいちで疲れた様子だったが 土曜日の天気は最高の青空でロケーションも抜群 特に真っ白な雲海と、そこに浮かぶ山々が素晴らしいパノラマでした 見たかった称名滝も拝めたし… いろんな出逢いもあったりして お腹も心も充実した山行でした。 |
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