天生湿原と籾糠山(1744.3m)
登山口(1290m)~天生湿原(1400m)
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2013.6/6(木)

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昨年のサンカヨウに感激して、今年はもう少し早い時期で
花を満喫しようと出かける事に
ただ、白川郷からの道が開通しておらず、高山経由の少々遠回りのルートを強いられ、
少々長距離になるが、大自然の谷間を満喫しながらのルートなので全く問題ない。
梅雨に入ったのに雨降らずのお天気続きで天気も期待できそうだ

6/6(木) 薄
国道257経由41号で高山へ、飛騨古川まで走り此処から主道路を外れ飛騨河合へ
飛騨側のみ開通したばかりの360号線を九十九折れに走れば天生峠駐車場に到着だ。
車中泊で朝を迎える

5:20起床、管理人も登山客も人っ子一人イナイ。
軽く朝食を摂り6:13出発だ。
今回の目的は花の写真、どんな花が咲いているのやら期待満々でカメラ片手に湿地へ向かう。
登山道は所々、オオカメノキやタムシバの落ち花で飾られて爽やかだ。
そんな木々の写真を撮りながら20分も歩けば湿地の入り口に到着する。
聞こえるのは鹿の鳴き声と野鳥の囀り、微かな風の音だけだ。



湿地の周回コースは込み合う事を想定してだろう?一方通行になっている
その標識に従って湿地を歩き、先ずは匠屋敷まで




何処にでも咲いているオオカメノキ、可憐なヒメイチゲ、湿地にはミズバショウ
ミズバショウは既に遅いのか?結構大きくなっているものやら
散っているものも…そこから周回コースを籾糠山分岐まで歩くが
道すがら多くのミズバショウが綺麗に咲いている
他に、ショウジョウバカマ、ザゼンソウを見つける

         
分岐から湿地を背にして谷に下れば、此処もお花畑である
多くのミズバショウに交じって、サンカヨウ、リュウキンカ、ニリンソウが
群生していて心に染みる


この湿地からカツラの古木が歴史を語るように立っていて
少し歩けばブナの原生林だ
  
ここから籾糠山へは三本の登山道に分岐するが、今回は真ん中の
カラ谷登山道を目指す、が、その前にブナ林の奥にある湿地を
訪ねてみる事に…
         
この湿地はミズバショウはもちろんだが
エンレイソウ、キクサキイチゲ、ミヤマカタバミ
を見るがまだ蕾だ

  
     
来た道をカツラの巨木のある分岐まで戻り、カラ谷登山道を先ずはカツラ門に向かう
道端には多くの花々が咲いているが、まだピークには早く、蕾も多い、がとても癒される道だ
やがて沢伝いに雪渓が現れ、時々横切りながら進めば天生湿原のシンボルとも云うべき
カツラの門だ、今まではこの門の間を通り抜けていたが、人の足で古木の根が弱って来たそうで
この大自然保護のために回り道になっていた。それにしても、
何時みても大きな古木に圧倒させられる
         
カツラ門からも雪渓やら花畑やらに癒されながら登れば
キヌガサソウの蕾発見、残念ながら咲いてない様だ
ムラサキのエゾエンゴサク、ツバメオモトなども多い

 
 

リュウキンカの群生している沢にぶつかり、その先に木平分岐
少しばかりの急登を詰めると籾糠山分岐だ
   
この分岐にはベンチが作られていて、少し先には携帯トイレ用の簡易テントが設置してある
携帯トイレは登山口で有料で回収してくれていた

ここから頂上に向けて、ムラサキヤシオ、タムシバの花を見上げつつ、ミツバオウレン
ショウジョウバカマの可憐な花を見下ろしつつ…
やがて谷間の大きな雪渓を越して
ダケカンバの林に囲まれた急登をウグイスの囀りに耳を傾けながら登り詰めれば
頂上だ。今回もガスって展望は無い。



           
今回も独り占めの頂上で、時々飛んでくガスの切れ間のチャンスに写真を撮り、お腹を満たして
籾糠山を満喫だ、この季節、好きな山だが今年は少し早かったかな?
花のシーズンはあと10日ばかり遅い方が良い様だ


南方面に笈ヶ岳、白山の連なり、
北東方面は乗鞍~御嶽あたりが薄ら見えていた


頂上で出会った花は
イワナシ、散ったミツバオウレン、ムラサキヤシオ
           
ほどほどに下山開始だ
帰りは来た道を辿り、分岐から分かれてブナの多いブナ探勝路を下った
ここでもミヤマカタバミ(シロやピンク)やキクサキイチゲを見ながら飽きない下山だ
           
一気に湿地まで戻り、一方通行を対岸へ
ここにも ミツバオウレン、ショウジョウバカマ、イワナシ
等がミズバショウに交じって咲いている


           
車着は11:00、意外に早かったなぁ、湿地目的のハイカーが大型バスで訪れていて
サスガ人気のスポットだ

帰りは時間も早いので下道でチンタラ帰って来ました
しっとりした時期が似合う天生湿原、また来年も来るかな?
        

 
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