乾徳山(2072m)
(乾徳神社登山口900m~登山口~頂上まで標高差1172m)
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2013.12/29(日) 会山行…冬山山行Ⅱ    7名

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出逢った花や鳥たち


恒例の冬山合宿を例会で決めたが、年内に硫黄と西穂、年明けに安達太良山と黒斑山
四回に分けての山行が予定された、
先週の硫黄も参加したが、今回の西穂にも参加予定だったが、昨年もそうのように
大荒れの天候が予想され日帰りの乾徳山に変更となった。
一度登っている富士山展望の山だ、期待して…いざ!



12/29(日)   
日帰りで奥秩父山系へ、と言う事もあり早朝3:00起床、3:30出発、集合場所へ4:00だ
メンバーは総勢7名、自分とkken君の車に便乗して高速を甲府昭和に向けて車を走らせる。
諏訪を過ぎ長坂辺りから夜明けのロケーションショーが始まり、空と山の彩の美しさに皆、感動!
闇が徐々に彩を付け始め、雲一つ無い空に富士山のシルエットが綺麗だ。


テンション上げつつ高速を降りR20号線を石和方面に走る
途中左折してR140(雁坂ライン)を笛吹川に沿って進めば奥秩父の山並みが目に飛込んで来る。
雁坂ライン三富温泉手前を左折し、徳和地内へ、川沿いの本来の駐車場を右に見て更に進めば
渓魚養殖場と前宮神社がある。駐車場はそのすぐ上だ。1台も停まっていない。
早速準備して出発だ、7:40. 外の気温が低いのかキーンとした寒さを体で感じる。

少し雪の積もった林道をしばらく歩くと登山口を示す大きな看板と、その横に乾徳山の
説明が書かれた看板が立てられていた。フムフムと読んで謂れを頭に叩き込み、体温調節で
上着を脱ぐ。
ここからはカラマツや杉やらの手入れされた樹林帯の隙間から富士山をチラチラ見ながら
急な斜面を登る。
何度か林道を横切りながら登り詰めると看板に記されていた錦晶水に辿り着く。
ここで少し休憩し、先に進めば広い国師ヶ原に出る。ここから岩山が目の前に聳えているが
乾徳山はまだまだその奥だ。
国師ヶ原にはひっそりとロッジが建っていた。冬以外は営業しているのかな?


国師ヶ原の分岐を月見岩に向け、雪の急斜面をグングンと高度を上げて
振り返ると素晴らしい展望だ。
取り敢えず月見岩の平原まで…と立ち止まり、振り返りたい気持ちを
抑えて到着しました。月見岩、この辺り一帯扇平と呼ぶのかな?


月見岩
           
月見岩からの大パノラマ

富士山~南アルプス
 
南アルプス拡大

荒川~塩見~農鳥~間ノ岳~北岳
展望満喫後は扇平から頂上を目指す。この辺りから雑木林の中の急な岩場の登りを繰り返し
手足をフルに使っての雪道進行が続く、やがて中央がパックリ割れた剃刀岩に着く。
ここからの南斜面は切れ落ちていて細心の注意を払いながらの登行となる。
一旦木の梯子で岩場を下り少し平坦な尾根を進めば目の前に乾徳山頂上直下の一枚岩が見え始める。
が、その前に先ずは2段の鎖付の岩場が待っていた。
ここを先ずはTさんがアイゼン付けたままで楽々登り、アイゼン付けていない他のメンバーが続く。
Kko君、Kken君は大ベテラン、何も心配いらない。そして女性陣、Sさん、Kriさんへと続き
何とかクリア、山登り久しぶりのHさんも熟練者らしく楽々だ。最後に自分がクリアし、
いよいよ山頂直下の10m垂直岩にチャレンジだ。


扇平

手足を使って

時々見える

髭剃り岩

切れ落ちた岩場

慎重に

二段の鎖場

Hさんはアイゼンで

最後の一枚岩

Sさん

頂上だ

絶景です
全員クリアーし頂上での絶景はこれだもの…360度の大パノラマが待っていました。
           

富士山から南アルプス、金峰山、乾徳山の頂上の先は笠盛山~黒金山、牛首山、向こうに甲武信ヶ岳


頂上からの富士山

金峰山

泣けるよな晴れた日に
頂上は次に登って来られた2組のパーティーが来る間貸切で、360度の大パノラマを満喫
富士山はもちろん、少し雲が架かっているが南アルプスも一望、少し前に登った金峰山の五丈岩、甲武信ヶ岳、
関東平野方面や雲取山など大展望だ。
素晴らしく晴れた透き通るような青い空の下、大満足のピークでした。

休憩後は来た道を下山するが、岩場を下るチームと迂回路を周るチームとに分かれて進む。
迂回路に回って見るものの梯子が雪に覆われ意外に厳しくシュリンゲなんぞを使って手古摺りながら下り
メンバーと直ぐに合流だ。
後はアイゼンを利かしてグングン下る。
途中の鎖場も高度感があり慎重に…下りはあっという間で鎖場を過ぎれば扇平だ。
もう一度富士を拝んで一挙に国師ヶ原まで辿り着く。
岩場の下山を慎重に  岩富士と富士山を見る    あっという間に国師ヶ原

国師ヶ原のパノラマ、広くて良い所です
   
国師ヶ原からは樹林帯をグングン下り
途中の林道を横切りながら駐車場へ帰って来ました
登りはゆったり4時間、下山はなんと2時間

帰り支度を整えR140を少し溯った所の三富温泉、
白龍館で汗を流し帰って来ました。
 
  

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