硫黄岳(2742.1m)
(登山口(稲子湯先ゲート登山口1570m)~登山口~頂上まで標高差1172.1m)
ホームに戻る
山の風に誘われて 目次に戻る

2013.12/21(土)~/22(日) 会山行…冬山合宿Ⅰ 一泊二日    4名

アルバムはこちら
地図とコースタイムはこちらから 
出逢った花や鳥たち


恒例の冬山合宿を例会で検討し始めたのは一か月前位だったろうか?
毎年正月山行も視野に入れて計画されるのだが、小売業現役の自分にはなかなかスケジュールが
難しい。それでも、年内に2回、年明けに2回と計画も活発に出されて、後は天候次第だ。
そんな訳で年内最初の計画は、天候の安定した八ヶ岳、本沢温泉から硫黄岳を攻める。
リーダーはTさん、4名参加で今シーズン初の冬山だ。楽しく行けますように…



12/21(土)   
早朝…と、言いたい所だが今回はユックリの出発で集合場所に朝7時、
高速を諏訪で降りて雪道の八ヶ岳高原ラインをドライブしながら?(本当はルートを間違えたのだけれど)
野辺山に到着、コンビニで酒を仕入れてR141を松原湖入口まで走り左折、後は小海町の稲子湯に向けて
ヒタスラ走る。稲子湯先のみどりが池入口ゲートには計画より遅れたが11:00に到着だ。

心配して居た天気も八ヶ岳が見える頃には雲も飛び、青空が広がって好天が期待できそうだ。

ゲート前の駐車スペースは30㎝程の積雪があり、手前に6台ほど駐車してあり
準備しているグループも幾つかあった。
我々も早々に準備しゲートを抜けて本沢温泉を目指す。
Tさん、Kiさん、Kko君と自分の4名だ。

出足は意外に少ない雪で、カラマツ林の隙間から覗く青空が雪の白さと重なり合って綺麗で気持ちが良い。
トレースを辿りながらコマドリ沢ポイントを過ぎて急になった登山道を進めばみどり池、
しらびそ小屋に到着だ。ここから硫黄が見える筈だが…
少し雲が出て来て展望は無い。


八ヶ岳高原ラインから見る鳳凰

くっきり富士山

入笠山

鳳凰三山


佐久の小海集落から見上げる硫黄…だが…雲の中か?

快晴の八ヶ岳高原ラインを走り登山口へ、カラマツ林間の雪道を登りシラビソ小屋へ


雪に覆われたみどり池

   登山口からしらびそ小屋まで2時間弱…意外に遠かったなぁ
   休憩後、直ぐの中山峠への分岐を本沢温泉に向かう。
   途中2組のパーティと抜きつぬかれつを繰り返し一旦大きく下れば
   林道の出合だ。この辺りから雪が降って来て視界も悪くなるが
   程なく本沢温泉に到着する。
   地図のコースタイムでは1:20程だったが
   この間が異常に長く2時間以上かかっている。

           
本沢温泉の湯場は外棟にあり鉄分の濃い赤茶けた温泉だ
外湯は宿から15分程離れた場所にあるが、この寒さと
この雪で誰も行こうとしない。
夕食は隣に座った若者たちと和気あいあい?
楽しい食事でした。
今回は大部屋でお願いしてあったのだが、個室は一人ぷらす1000円と言う事で空いていて
お願いした。食事から帰るや否や、皆、今日の行程に疲れたのかバタンキューで明日に備えた。
ぐっすりだ。
12/22(日)   
翌朝は6:30の朝食に起こされ準備をして7:30出発だ、天気は今一?曇っている。
既に何組かは出発した後だが、朝食を摂ってのパーティーは同じ頃に出発だ。
温泉の外湯までは10分位でちょこっと見学に行くが雪が膝まで積もっていて悪戦苦闘だ。
沢まで行った所で引返し、湯船までは見学できなかった。
何時かまた来るだろな?そう思い登山道へ戻る。
メンバーと合流し林間の雪道をワカンを効かせてグングン登る。
ヒタスラ登り詰めて夏沢峠に到着したのは出発から1:30経過していた。
空は期待していた好天は無く、雲に覆われて風も強い!
そんな訳でここでアイゼンピッケルに装備を切り替え頂上を目指す。
暫くシラビソの林間を行くが30分も登り詰めると森林限界に、ここからの登山道は雪と岩場の世界だが
トレースは付いていて先行者も多くあり歩き易い。ただ、風が強い!
強風の中、舞う雪を浴びながら、地を刺す凍てつくような日差しを求めて九十九折れの登山道を行けば
爆裂火口の硫黄岳頂上がが目の前に姿を現す…が、先はまだまだだ。
風と寒さで意外に前に進まない、あきらかにメンバー全員のスピードダウンが見られる。
山はこれだから危険と隣り合わせなのかな?
疲労なのか?皆、疲れている様だ。
それでも頂上は目の前だ。
小屋を出て3:10、強風の硫黄岳頂上制覇だ


硫黄岳の爆裂火口
           
頂上での記念撮影もそこそこに、さっさと下山を開始する。
来た道筋を戻るのだが、帰りはあっという間で
レポも無い。
夏沢峠、本沢温泉、しらびそ小屋…
意外に長い道のりをヒタスラ下る
  
           
辿り着けば15:00、頂上下山開始が11:00、4時間の道程だった。
帰りは意外に疲れましたね。
今回は初めてのワカン装備で思いっきり使いました
意外に使い勝手がよく、冬山必需を感じました。

到着後、駐車場直ぐの稲子湯で汗を流し
意外に早く帰れて19時には帰着です。
今年初の雪山
天候今一で、少々疲れましたが
皆、無事下山で楽しい山行でした。
  
                    


ホームに戻る
山の風に誘われて 目次に戻る