従弟の仕事を終えての帰宅を待って7時に迎えに行き高速を北へと走る
インターを降り下道を走るが昨年とは違ったナビ案内で少々回り道して目的地到着
走行距離248キロ、10:20現地着だ
今回は車中での宴とし明日の杣道をどううまく超えられるのか?
そんな談義で酒も進み深い眠りの後朝を迎える。
雨だ!
昨夜も降っていたが、朝空を見上げれば雲が厚い
折れる気持ちを奮い立たせて準備し出発したのは既に6:30だ。
雨に降られての出足は気が重い、追い打ちをかけるように杣道に入ると
昨年よりうっそうと茂った草が踏み跡を消していて更に気が重くなる
覆った草を手でかき分けながら道を一歩づつ確かめて
昨年の記憶を思い出しながら川から50m位の所に繋がる杣道を進む、
やがて昨年同様、踏み跡は川原へと続いていて一旦河原へ降り立つ
車から約1時間の道程だ、ここで大きく休憩するも雨は止まず気が重い
何処を進めば
良いのやら? |
確かめつつ
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かろうじて判る
踏み跡 |
河原が近づき
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降り立ちます
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休憩後、川沿いに暫く歩くと徐々に登り始め、再度50m位の高さになると一層草が深く
時々迷いながら…探しては進み、また迷いを繰り返し…
そんなこんなで河原から40分ほどで檜林になる
此処の林が問題で、昨年、時々ある目印を見つけつつ進むのだが全く踏み跡らしきが判らづ
迷いに迷って大きく時間をロスした所だ
今回は?と言う事で目の前の目印を目当てに進むのだがこれが大きな間違いで
昨年同様また迷い時間をロスする
それでも何とか抜け出して汗だくの体を休めつつ先へ進むのだが
杣道は谷川に大きく斜めっていて一歩間違えれば滑って落ちそうな所ばかりが続き
『もう…帰ろう!』っと、後方から聞こえてくるつぶやきも
どうやら本気らしい
悪戦苦闘のアプローチも4時間、10:30に何とか河原に降り立った
が、やはり昨年と同じ場所で今回もこの先へのアプローチは断念した
雨、昨年より大きく茂った草、危険すぎる杣道…づっとうっとおしいオロロとアブ
悪条件が揃い過ぎていてとてもこの先へ道を探しつつ進む気力が失せた訳で
恐るべし〇○谷、人を寄せ付けないね
早速オロロの襲撃に耐えながら仕掛けの準備をし降り立った流れに第一投
するとどうだ!!
一発で当たりがあり直ぐに合わせると大きな抵抗があり
をっ!! 意外に大きいか?
抜こうと竿を立てるも魚影が見えずぐんぐん流芯へ引き込まれる
こりゃ抜きは無理だ!!と判断しタモを片手に竿を立てつつタタミつつ、二三歩前へ
岸に寄せつつ手元へ引き込みやっとの思いでタモに収める
デカいじゃないか!!
丸々太って顎がしゃくりあがっていてなかなかの顔つきだ
計れば 37p!! 自己最高記録だ(2匹目の37p)
一気にテンション上がり今夜の刺身に…と編みに入れて生かしたままテン場まで運ぶ事に…
『いきなり大物でこれっきりにならなきゃいいけど?』
そんな従弟の気になる言葉が…現実に…
その先、ここぞというポイントがいくつもあるのだが全く当たり無し
時々釣れるも25p以下でリリースだ
テン場近くで釣れるだろう?と堰堤を過ぎあっという間にテン場へ
昨年と同じ場所だ…13:15着
早々テントを張りタープを張り、寝床と宴会場を設営
そういえば河原に降りた頃から雨も止んでいたね
設営の間従弟は今宵の食料を釣りに上流へ
戻ってくればいい型を3匹、刺身と塩焼き、コツ酒用と揃った所で
火お越しを自分が担当し、従弟は刺身の準備
お互い阿吽の役割分担で着々と宴開催に近づき、16:00過ぎ
『乾杯!!!』
タープの支え…
このひと工夫が… |
宴の開始だ!
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とても甘く
旨かった |
素晴らしい焼き加減
のあめ色岩魚 |
ステークを食べに
訪問者 |
絶妙の…最高の…
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思いっきり辛く気の萎える4時間の道程だったが
河原での宴が始まれば全てを忘れて 最高だ〜!!
渓の恵みを思う存分満喫して
4:00から始まった宴もいつしか20:00
小雨降る中シュラフに潜り込みお開きに…
翌朝5:30に目が覚めるも、テントの当たる嫌な音が耳につく
なかなか起きようとしない従弟を置いてテントから抜け出せば
小雨模様
『今回はダメだったなぁ〜』
お湯を沸かして珈琲を飲みながら川の流れを見ていたら…やっぱり滝まで行ってみよう…
行く気の無かった気持ちに変化が現れ釣り気分に
いつまでも起きてこない従弟をそのままに釣りモードに着替えて滝を目指す
尺が出たら持ち帰り…と決めてテン場前から竿を出すが
昨日釣った場所では辺りも無い
どんどん先を大雑把に釣りながら進めば最初の辺りは25p
その先何匹か泣き尺29pを含め釣り上げるも尺は出ずにゴルジュに
三枚滝はゴルジュに入って直ぐだ
此処でも結局尺は出ずですべてリリースとし納竿とする。
この三枚滝の少し手前に高巻出来そうな谷を確認しテン場へ戻る
流石に従弟も起きていて、早々帰り支度に入り
小雨降る中8:55にテン場を離れ
昨日の記憶が鮮明なので迷いも少なく11:35に車へ帰りました
行きは迷いながら4時間、帰りは2:30
それにしても厳しい行程の谷だ。
着替えて、時間も早いので白木峰方面の温泉で汗を流し
国道とは名ばかりのR471経由で6:00帰着でした
トニカク踏み跡の判らない悪戦苦闘の谷、杣道も落ちれば川まで真っ逆さま…てな個所も多く
とっても厳しい遡行を強いられる谷
二度目も三枚滝を越えられづ…気力も失せ、釣る事さえもどっちゃでも良くなってしまう
次回行く事があるかなぁ?
もし行くとしたらもう少し早い時期の草が大きくならない時期に…
それも…晴れた日に!
そんなことを思うのだが?
次回はあるのかな?
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