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夢にまで見たYMKW、少し前にKYMNYKWで天上の楽園を楽しんだ後だが そんな釣の醍醐味がアドレナリンを彷彿させる。 参考になる文献も少なく、HPでは3件程しか見つからない それも10年以上前のものだ その10年以上前のHPでも踏み跡は解りづらく迷ったとある。 果たして今回の我々が目的地まで辿り着けるだろうか? とにかく幻の岩魚を求めて行ける所まで行こうと…従兄と出かける どうか無事に行って来られますように… |
一日目…8/29〜30 |
今年は夢にまで見た桃源郷を二つもチャレンジする機会が貰えた 期待一杯で仕事を終え20:00、相棒のUi君の運転で一路目的地へ高速を走らせる 高速を下り買い物をして目的地到着は23:30だ、3:30の運転、お疲れ様 早速テントを設営し疲れた身体を何時もの様にビールで癒し、ほどほどで眠りに就く それでも就寝は1:00を過ぎていた。 朝の目覚めは意外に良く心配していた天気もなんとなく持ちそうだ まだ疲れて熟睡中の相棒を置いてテントの外へ… 景色を確かめる。 目の前は取水堰堤、道路はここでゲートで閉じられており、眼下の川は二股になっていて 左又が本流だ。 目覚めるUi君を待ち準備して出かければ既に7:00近くになっていた。 事前に掻き集めた情報をもとに道の川への遡行開始だ 先ずは踏み跡らしきを頼りに入川するが直ぐに堰堤があり、堰堤を越すまでは左に付いた 林道を歩けば良かったと後悔だ。 それでも堰堤は容易に越せてやれやれ 直ぐに壊れた吊橋があり川も二股に分かれており、目指すYMKWは右又だ。 情報ではここから踏み跡が在る筈だが、少し川を遡行した後、山肌を10m程よじ登り 何とかその踏み跡を見つけ先ずは一安心だ。どうもこの踏み跡は吊橋から続いている様だ。 この踏み跡が見つけられるかどうかが今回の遡行の鍵だったので安心して進むが なんとなんと、限りなく不明瞭で、尚且つブッシュが覆い被さっていてなかなか前に進めない 限りなく野生の感で踏み跡を踏み外さず進むが30分ほどして踏み跡が解らず… 直ぐの眼下に川は見えるので然程心配は無いが、それでも20分程探すが解らず川に降り立った。 幸運な事に降り立った河川敷には黄色のテープが先を案内してくれていてラッキー! 少し落ち着いて休憩し、河川敷からテープを目印に進めば目印は無くなっても 何やら踏み跡が続いている様な? そんなこんなでまたまた川からトラバース気味に山肌を掻き分け感頼りに踏み跡らしきを 登れば杉林に入る。杉には明確なテープの巻かれた目印があり辿るものの途中でまたまた見失う。 少し迷うが、上方にテープの巻かれた杉の木を見つけまたまた何とか難を逃れる。 その先山肌にへばりつく大木まで来た所でガレが現れ、30分程巻きガレを下り先の踏み跡へ 辿り着いたのだが、振り返れば高巻か無くても大木の下に危険だがルートが就いていて ロープもついていた。時間のロスをしましたね。 このガレには黒いテープが付いていて道をフォローしてくれている。 踏み跡?獣道?と云うよりは、滑れば真っ逆さまに落ちそうな山肌を進んでいるだけの様で 非常に厳しい登行だ。 黒いテープのガレ沢を越えれば再びかろうじて判る踏み跡を進む、眼下にゴルジュ帯の沢が見えて来た辺りで 道も川も大きく九の字に折れ、更に危険な踏み跡を頼りなく垂れ下がるトラロープを 頼りに一歩ずつ慎重に進めば、対岸に本流に流れ込む沢が見えて来る その先の踏み跡はブッシュに覆われ先は見えづ、ただ下れ!と言わんばかりに真っ直ぐ下降している 数少ない情報によればこの先下らず、真っ直ぐ進めば三枚滝の上流、横谷に続いている筈であるが とても進む気力は無く、なされるままに下降し川に降り立つ。YMKWだ! 降り立った地点から下流を望む…YMKW |
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憧れの真川に降り立ち早々に竿を出す 当たりは即あり8寸クラスが飛び出す 上流を釣りながら進めば、二人とも確かな手ごたえが続く …が…サイズが伸びず やがて現れる堰堤でUi君が尺上を始めて釣り上げる。 取り敢えず真川の初もの、活かし魚籠に入れて先へ進む その先何匹かの9寸前後を魚籠に入れてテン場好適地を 見つけザックを下す 既にこの時点で三枚滝は今日は諦めていた |
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絶好のテン場で雨を予想してタープを張り準備万端整った所で三枚滝へ向かう 清流のポイントを絞り餌を放り込めば、やはり8〜9寸が顔を出すが、今晩のおかず用に尺だけを狙い 更に釣上れば何やら急峻な岩が反立ったゴルジュが目の前に現れ、絶好のポイントが続き 泣き尺を含め尺を魚籠に入れる ゴルジュに入れば三枚滝が現れる 越えられそうな所を探すが、我々には難しいゴルジュだ 刺身用も含めテン場に置いた活かし魚籠の3匹を含めて7匹確保してテン場に戻り 今宵の宴の準備に取り掛かる 先ずは槇集め…焚火、刺身の準備はUi君に任せ自分は塩焼きの準備だ 準備が出来れば当たり前のように乾杯! 疲れを癒しながら酔い心地で深まる闇を待つ… やがて焚火の炎が点を着く頃、程よく焼けた岩魚の骨酒で更に宴たけなわとなり 釣りの自慢話は尽きない… 良く此処まで持ってくれた…と感謝したいくらいの天気も、やがてポツリポツリとタープに落ち始め 徐々に強くなる雨脚は焚火の炎と競い合い、消えそうになれば雨脚が弱くなり またまた炎が大きくなる…そうはいかせないぞと大粒の雨が勢いよく炎に突き刺す すると炎は押されて小さく小さく… そんな競い合いを酒の肴にタープの下で楽しく過ごすが、雨も止んだ頃 道なき道の遡行で疲れたのか?9時にはテントに潜り込み深い眠りに就いた |
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二日目…8/31 |
深夜テントを叩きつけていた雨も 翌朝目覚めれば雲も薄く西の空には青空も覗いている 今日は三枚滝が越えられるかどうかがカギだが 昨日の状況を見て、二人とも心の中では諦めていた。 担ぎ上げた卵入りの味噌鍋とハンバーグごはんで お腹を満たし、三枚滝を目指す |