KYMNYKW釣行 (GT川水系)  ホームへ戻る 
 
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  2014.7/11(金…前夜泊)〜13(日) 3名  

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夢にまで見た釣行に連れて行って貰える機会が出来た
前から噂で聞いていた天上の楽園だ
聴けば岩魚の宝庫らしい?一泊停まりと言う事もあり楽園での夜も楽しみだ
天気も良さそうなので期待満々で前夜仕事を終えて出かける出かける
今回は3名、Ui君、Kken君と自分だ、

KYMNYKW釣行 一日目  2014.7.11(金…前夜泊)〜12(土)
仕事を終えて集合場所出発は19:30、Ui君の車に乗り込み一路高速を北上する
この時間の平日と言う事もあり車は少なく快適に飛ばし、目的のインターを降りて
車道最終のゲートに向かう。
到着は23:15頃か?意外に早く着いた
早々ゲート前の道路に館を建てて乾いた喉をビールで潤し明日に期待して疲れた体を横にする
12:00位には眠りに就いた
夕焼けに染まる空の下、家を出発、テン場はゲート前、朝は早々に準備していざ!6:00チョイ前だ
   
直ぐにブツカル発電施設の導水管、先ずはこれを登る、ゼイゼイだ
登り詰め登山道を暫く歩けばまたまた導水管がうねるように続いている
気持ちが逸るのか少しオーバーペースで呼吸が苦しいが二人のペースに何とか付いて行く
導水管の終点には猿のお出迎えもあり賑やかだ

導水管終点からは立山も見える筈だが、生憎霞がかかっていてぼんやりだ、
ここからは川に繋がる登山道?巡視道?をトラバース気味に歩き川に降り立つ。

川に辿り着くも取水堰堤の施設がドーンと構えていて下りる術がなく懸垂で降りる
なかなかシビアな懸垂だ
               

川に降り立てば素晴らしい渓相が出迎えてくれる
大岩の落ち込みのある流れを暫く遡行し大きな崩落現場に
この荒地を登り詰めクリアすれば
どうだ!素晴らしい楽園だ、
楽園を暫く遡行し最初に出くわす大きな滝、この滝はかなり奥にあり残念ながら見えない
その手前の左岸から滝上まで巻くのだが、ここがまた渋い!
ほゞ垂直の岩場に垂れ下がるトラロープを信じてよじ登れば、これまた滑れば川底に落ち込みそうな
細い山肌をトラバース、ほんでもってもう一度垂直トラロープの岩場、
何とかここまでクリアしても、次は滝の上に懸垂気味に降りる。なかなか厳しい巻だ
それでも何とか全員慎重にクリアし滝の頭に降り立つ
滝手前を巻き垂直岩場を詰め落ち無い様トラバース次は岩場を垂直に下りる
          
 滝の上に降り立てば素晴らしい天空の楽園が広がる
いよいよここいらから釣り開始だ、9:20、歩き始めて3:20分、
長い道のりの末の楽園到着だ
大きなプールはもちろん、瀬尻からも9寸前後の岩魚が飛び出す
素晴らしい喰いでほゞ入れ食い状態、
それもアベレージ8〜9寸サイズだ


釣り始めてリリースを繰り返しグングン遡行するもテン場らしき広場が見当たらず
時間を見れば既に1:30、行く手には急峻な岩場がそそり立つ
気づけば二つ目の大滝まで来てしまったようで来過ぎだ。
少しばかり戻った所で絶好なテン場を見つけ館設営、2:05だ
素晴らしい平らなテン場、空は深い
                    
夕餉の仕度は其々で…沢のテン場は火お越しからだ
調達した岩魚は塩焼きと骨酒に
最高なのは刺身だ、テン場で無ければ味わえない
そんな至福の時は延々と続き
沢に、岩魚に、仲間に…感謝だ
街では帳のおりるころ、
白い煙が天に上り、やがて闇に包まれ、炎が浮き立つ

今、此処に居られる事に最高の感謝だ
 

KYMNYKW釣行 二日目 2014.7.117.13(日)/
翌日は先にある滝を越えて3つ目の滝まで行けたら行く…
そんな思いで起床後早々に釣り開始だ。6:00
前日遡行した滝まで3人で行き滝壺を探る
昨日と同じように良く釣れる
リリースを繰り返し次の滝を目指す事にし
急峻な岩壁をよじ登ればその先は景色が変わり楽園が広がる
何故かKken君は先へ行かずでUi君と二人での釣行となる
同じような開けた渓相を右に左に大きくカーブして釣り上ると、一段と開けた右カーブに差し掛かり
見えないが大きな水の落ち込む音が聞こえて来る
間違いなく3つ目の大滝だ。ねじれる様に滝は落ち込んでおり
滝壺は大きな円形のプールだ
此処には大物が潜んで居そうな…、右から左から二人で入れ食い状態だ
そこそこ釣り上げリリースを繰り返すが尺越えはU君に1匹のみで自分には出ない。
諦めてここで納竿とする
急峻な岩壁の上流は静かな楽園、その先に大きな滝壺を持つ三つ目の大滝、ここで納竿しテン場へ戻る
今朝は5:30に釣り始め8:30に滝で納竿、テン場に戻り朝食後いよいよ下山だ。9:40出発

遡行した谷筋を下り最初の滝には10:33、トラロープを辿っての急な岩場を越えて大崩落のガレ場を過ぎ
取水堰堤には11:25到着だ。
取水堰堤では行きに予めロープを張って置いた鉄梯子を登り、ザックをロープで上げて無事通過
後は登山道と導水管の階段をヒタスラ下って駐車場に無事下山だ、12:40、テン場から3時間の道程でした
途中導水管廻りでカモシカの親子に遭遇、可愛い姿に癒された一コマでした。

車で着替えて林道途中にある『播隆上人生誕の地』で手を合わせ
富山インター近くの花の湯館で汗を流し高速で無事帰って来ました
集合場所に17:10到着だ

来たかったKYMNYKW、来てみれば噂に違わず素晴らしい楽園だ
今回の釣果は数えていないが皆其々、30以上はリリースしているだろう
しっかり釣れば3ケタ釣れる川だね
尺越えはKke君2匹?Ui君3匹?自分には出なかったけれど、皆概ね9寸前後の岩魚ばかりだ
持ち帰りはゼロでした。

そんな天上の楽園、また来ます。

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