SKI川
(庄川水系)
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  2011.9/9(金)〜10(土)   2名 前夜車中泊  テント泊 

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今年最後の釣行を何処にしようか迷っていた。
どちらにしても、一泊で川で泊まる事が条件となる。
従兄からの誘いは迷った挙句2年ぶりに行く事になる庄川水系の支流、奥深い川だ。

標高はそれ程無く、以外に駆け上がりも無く、鉄砲水等の心配さえ無ければ
楽に遡行出来る。

前夜、高速道路を只管走り、入川地点に着いたのは21:30頃だったろうか?
一台の軽自動車が駐車している。人は乗って居ないので釣りならば同じ川を遡行しているだろう
そうで無い事を祈りながら、宴を始める

中秋の名月を12日に控え、月の明るい夜だ。
早々に車中泊の準備をして月見酒の宴は23:30まで続き、深い眠りに就いた

8日 瑞浪集合 9日 現地P
入川地点 
一つ目の
テント
地点
折り返し
地点
10日 テント
地点
折返し地点   テント
地点
  入川地点
(着) 19:00 21:30 8:25 10:55 14:30 15:30 11:40 12:35 15:25
(発) 5:30 11:45 6:30 11:50 13:30 15:45
  瑞浪帰着                  
(着) 18:25
(発)

  
2011.9/9(金) 前夜泊SKI川へ 時々

翌日は朝5時に起床、Pには昨日からの一台に加え二台の車が停まっており聞けば一台は大笠山へ、
もう一台の二人連れはOBKへ行くと言う。
バッティングは避けられてやれやれだが、昨日からの車の主はどうやら釣りらしく
先行していると考えられるのが気になる。

早々に準備をしていざ出発だ。
夏まで湖底に沈むこの川はこの時期だけ遡行が許される。
登山道から湖底を流れる川まではかなり急な斜面を滑らない様に下り遡行開始だ。
単調な大小の岩交じりの砂場を歩き暫くすると大きな岩場の連続するゴルジュに入るのだが
既に歩き始めから新しい足跡を確認し、先行者の存在を確信する。
先行者が何処まで入っているか判らず、もしかしたら早めに諦めなければならないかも…
と、何時もは竿を出さずに遡行する地点から吊り上る事として準備する。

アタリはあり少しは釣れるが22〜23のリリースサイズだ
最初のゴルジュの核心部である大滝へ来ると先行者のテントがあり焚火の後を見つける
此処から何処まで釣上っているのだろう?釣れる筈の無いだろうこの先を急ぐ為竿を仕舞って、
逸る気持ちを抑えながらも先へ遡行する事とする。

時々釣り上げた大物を帰りに持ち帰るつもりなのか、川の隅の自然の生簀に放してある。
なかなか釣りに詳しい精通した御仁の様だ。

胸まで浸かる深みを超えた地点で先行者に出会う。
同じ餌釣りの若者だった。先を邪魔しないよう暫く一定の距離を置いて一緒に同行し、
彼の釣り上げる様子を羨ましく見ていた。
一時間ほどそうこうしていると高台にテン場に最適なテラスを見つけ、今宵の館の準備とした。
月夜 入川地点 明確な先行者の足跡  F1 そそり立つゴルジュ帯 テン場に到着
     
如何にも大岩魚の出そうな渓相だが、今日は先行者のモノだ!
12時近くになり先行者の後を追う事として釣上るがやはり釣れない、まっ!仕方ないな
此処からの渓相は素晴らしく誰も居なければ大物が期待できそうだ
やがて釣りを終えて帰る先行者と擦れ違い、釣上った最終地点を聞いて確認し別れた。
取り敢えず今日は其処まで行く事として我々も釣上るが、やはり釣れない。

それでも今夜の酒の肴はゲットして15:30にはテン場に戻り至福の時を過ごす為の槇集め等を行い
準備万端で帳の下りるのを待つ。
最高に幸せな、ここに来た者にしか味わえ無い至福の時を
月の光に照らし出される大自然の真ん中で過ごす。
これがあるから良いんだよなぁ

月がとっても綺麗な夜だった


2011.9/10(土)  

翌朝は意外に早く起きて『太陽のトマト』と言う野菜カレーを食べる。これが美味しく好評で
朝からカレーかよ!と嫌がっていた従兄もぺロリだった。
ガッツリエネルギーを補給して足取りも軽く岩を飛び跳ねるようにして釣上る。
昨日の納竿地点まではポイントを絞って釣上るがやはり余り釣れない訳で
早々にその場所へ来てしまった。

此処からは少なくとも昨日からは誰も遡行していない訳だから…と期待をして
大岩を回り込むように遡上すると地図には水線の無い谷に出るが、この谷が意外に良い!
水量は多く落ち込みもあり駆け上がりの谷だ。入り口だけ攻めるる事とし従兄に譲る
と、どうだろう、尺を目の前で釣り上げるでは無いか!
譲るんじゃなかったと悔しがる自分が厭らしかった。

其処から上流へは渓相も良く遡行も容易で、良い沢続きだ。
最終納竿地点は笈ヶ岳の見えるナメ滝の綺麗なゴルジュ帯だ。
お互い釣果に満足してテン場へと帰る。
       
 
二股 岩壁の山肌 綺麗なナメ滝
     
楽しい二日間もあっという間だ。テン場に帰り今回の釣行に感謝して
帰路に就く。
帰りは面倒な巻は全て泳ぎ
水と戯れながら帰りました。
急峻な岩場に挟まれたゴルジュ帯を抜けると
この冬また湖底に沈むだろう開けた地帯に出るが、
虻の洗礼を受けながら駆け足で車まで帰ってきました

今年はこれで納竿かな?
寂しさが心に訪れるが又来年…と手を合わせ
車に乗り込み帰路に就きました。
 
     

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