一期一会 狐狸 |
仕事を終えて夜のR19、少し曇った空の下谷あいの木曽を走る。 やがて空も広くなり行き交うヘッドライトが眩しい街中を走る。 やがて都会の明かりが後方に遠退いて再び寂しい一本道となる。 既に時計は20時を過ぎている。 コンビニで明日の食べ物を仕入れていよいよ長野市内へ そのあとは目的地の黒姫までヒタスラ走り黒姫スキー場へ ここで一晩明かし朝を迎えれば黒姫山に向けて山スキー開始、 真っ青なピーカンの空の下スキーを満喫、黒姫頂上も制覇だ。 そしてもう一晩、楽しい伊那での夜を迎える 体の芯まで凍えそうな夜、のれんをくぐれば暖かい雰囲気で美味しいお酒が迎えてくれる。 昔懐かしい人たちと同じ空の下での夜は、いつ来ても心が落ち着く。 そして翌日は伊那谷の陣馬形山へハイキング気分でアルプスのロケーションを満喫。 てな調子で計画したのだが? 現実は仕事で黒姫には行けず!で、伊那の夜は計画通り楽しく過ごしたのだが 翌日の山登りも雲が広がりロケーションは全く期待できず中止、 そんな休日でした。 |
本社で仕事を途中で切り上げ、7時に照準を合わせて高速を走らせる 高速を降りた先の途中の仕事を更に終え、下道を走る。 伊那の街が近づくにつれて懐かしさがこみ上げてきて、思わず過去を振り返る。 どっぷりとその深みにハマりながらホテルから狐狸を目指すが 駅では中島みゆきのホームにて…が聞こえてきそうだ。 凍てつくような寒さに凍えた頬をなでながら暖簾をくぐれば まるで炬燵を囲む団らんの家のような雰囲気が広がり 一気に寒さを忘れて温もりだけを纏う空気に包まれて… 美味しいお酒と楽しい語らい まるで知らない人たちと打ち解けあい 一人で来ても一人じゃない… そんな… 今日はお母さんが誕生日の家族に出逢い美味しいお酒を酌み交わしながら ろうそくの火を灯したケーキなんぞも頂いて どうやって帰ったのやら 酔い良いでした。 |