一期一会 狐狸 |
今回は何気に秋の気配に誘われて無性に呑みたくなった。 それならば…と台風一過の快晴の伊那の山を登り泊まってこようと、伊那に向かった。 山は将棊頭山、あまり有名ではないが俺の中では一度訪れたい山だった 最高の天気の中、最高のロケーションで満喫した山を下り、予約しておいたホテルで汗を流し 狐狸に着いたのは7時を少しまわった頃だったか 暖簾をくぐればいつも賑やかな声が耳に飛び込んでくるのに? あれ?あらら? 誰も居ない。 お母さんがカウンターに座ってビールを飲んでるじゃあないか? 『お久しぶりです、今年の秋を届けに来たよ』 中津の栗きんとんを差出し、静かな貸切状態に躊躇する。 が、それも一時で三連休の中日はこんなものと大将達も諦め顔だった 誰も居ないのは俺にとってもちと寂しいが、それはそれで… 酒が入ればそんな寂しさも何処かへいってしまって 色々話に盛り上がる。 多治見の台風の話、伊那の災害の話、キノコ、蜂、山菜、 盛り上がったところでムクの話が出る 大将ん家の愛犬の事だがもう時間の問題だという、17歳、人間で言ったら120歳らしい もう食も細く、延命処置もしないらしい そのほうが良いと、俺も思った。 結局10時位まで誰も来ず、話し込んで楽しい時を過ごしました。 ムクが逝ったら教えて?とお願いし 狐狸を出て眠りに就く。 今回も楽しい時を頂きました。 ありがとうです。 翌朝は三澤珈琲でまったり二時間ほどモーニングを楽しみ かんてんパパホールの『青野恭典』の日本の山々を鑑賞してきました 彼の写真は身近な写真も多く大好きで、良く見に行くのだが 今回は秋色の戸台川(今年夏に行った場所)と浅秋の槍ヶ岳(頭の手術をした後に 行った鏡池)が気に入ったなぁ その他霧のぶな林の雰囲気なんかもよかったかな その後ソースかつ丼で締めくくり伊那を満喫して帰りました また直ぐにでも行きたくなるのはなぜかいねぇ? |