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鳳凰山(観音岳2840.4m)・薬師岳(2780m)経由
(登山口夜叉神1380m~・登山口~頂上まで標高差1460.4m)
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2014.8/20(水) 4名  

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出逢った花や鳥たち


今年のお盆の夏山合宿は天気にやられて散々だ
なかなか出られない女性会員を誘って近場の中央アルプスで一泊の山行計画を
Nさんが立て女性二人と自分を入れて4人で計画したものの
これまた天候不順で中止、それでも平日日帰りで…とかなりハードな
鳳凰山日帰り計画がNさんから持ち上がった。
運転を含め結構ハードな計画に少し抵抗してみたが
天気と相談して…行くかぁ~


8/20(水)    
日帰りの出足は深夜未明1:40起床
その足で2:10にNさんを拾い2:30過ぎにKriさん、Sさんをいえで拾って一路R19を走り
途中から高速で目的地を目指す。移動距離240キロ…今回はちとハードだ!
前夜の帰宅も20:30で睡眠不足が懸念される、今回は正直自信がないが…頑張るか!

なんやかんや睡魔には襲われづ何とか目的地には予定通り5:30到着
平日なのに結構な数の車が駐車している、登山口直ぐ近くの日帰り専用に停車し
早々に準備をして登山口から歩き始めたのは5:55過ぎだ。
ほぼ計画通りの出発だ。


歩き始めの急登をクリアすると五本末の名所を通り整備された林間の登山道を登り詰め
最初の休憩ポイント、夜叉神峠に到達する
此処には小屋もあり、北岳の展望が素晴らしい
少しばかり写真に納め次なる目的地へ一旦下り登り返す


北岳、白峰三山が一望だ…天気も素晴らしい
           

夜叉神峠小屋のパノラマ
   
夜叉神峠からの登り返しは結構な急登だ
根っこ、岩場の急登を登り詰めるとカラマツ林の散歩道になる
が、この散歩道がダラダラと登り延々と続いていて意外に辛い
そろそろ休もうかな?と思う頃にベンチのある休憩ポイントがあるが
そこで休まずもう少し頑張ると杖立峠に到着だ
ここで思いっきり休憩とする。

峠からの急登を喘ぎ林間散歩道を気持ち良く走り鉄パイプでコサエタケルン?のある杖立峠で休憩

杖立峠で英気を取り戻し、緩やかに下りながら知らずしらずに緩やかに登り、長い単調な林間を歩けば
真っ青な空がぱぁ~っと開ける展望地点に到着する
今までの林間から別天地だ…目の前に北岳からの南アルプスも一望で
目を下にやればミヤマオトギリソウが綺麗に咲いている


南アルプス南深方面、中央は椹島辺りの笊が岳の双耳峰か?
良く判らんが南は快晴で空が綺麗だ
少ロケーションを楽しみ写真に納めた後、展望地を後に
なだらかな低木針葉樹林の中を進みやがて陽を遮る様な
高木帯に入れば、これまたなだらかな飽きさせる
登山道が続き、エッチラ登り詰めれば
苺平に到着する。9:20で、登り始めて3:30経過だ
ザックを下し小休止後小屋を目指す、一旦下り、ほぼトラバース気味に根っこの這う登山道を30分程進めば
陽の当たる開けた空き地に赤い屋根の小屋が佇む。久しぶりの陽を浴びたのか?布団干しが行われていた
南アルプス天然水を頂き小休止し、小屋の周りに咲いている高山植物に元気を貰い再び歩き出せば
結構な急登が待ってましたとばかりに目の前に立ち塞がりヒーヒー?ゼーゼーで登り詰める
苺平で休憩後小屋到着、ヤマトリカブト、ミヤマオトギリソウ、ヤナギラン、ヤマオダマキ
小屋を後に登り詰めれば森林限界に…此処での景色も素晴らしく北岳からの白峰三山が目の前で感動だ!
花崗岩と砂地の鳳凰山特有の山肌を滑らないい様登り詰めれば、またまた下降し薬師小屋に辿り着く
小屋を後に同じような登山道をグングン登り詰めれば鳳凰三山の東の一山、薬師岳に到着だ
11:35、登り始めて5:40経過だ、まだまだ先は長いぞ!

頂上には自分が名付けた?イルカ岩があり?皆で北岳バックに写真を撮り景色を楽しみ、次なる山頂へ
タカネビランジの花が咲いて居ました、ゴゼンタチバナも…薬師岳で集合写真

今日の最終目的地、鳳凰山(観音岳)に向けて3000m級の稜線漫歩です
天気も良く最高の青空の下、ずっと北岳を見ながら歩きます。贅沢三昧だ
稜線は花崗岩特有の白いザラ場が伸びていて滑りやすいが殆ど平坦な広い登山道が続いており
青空の下、風を受けながら最高の稜線歩きだ
薬師岳から観音岳までは岩のゴツゴツした絶壁アリ、強風を受けてなびく旗のように
天に伸びづ這うように生きているダケカンバ、そしてハイマツ帯を抜けながら進む
その間白根三山はずっと見えていて応援してくれる
振り向けば富士山が、白根の反対側には八ヶ岳が見える筈だが今日はガスの中で残念だ

観音岳を目指しての稜線歩き

振り返れば薬師岳

ずっと隣の北岳~南アルプス

そんな稜線歩きを楽しんでいればあっという間に観音岳へ到着、鳳凰三山の中の最高峰だ
観音岳には二等三角点があり展望は360度、素晴らしい
北岳はもちろん仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、アサヨ峰と続き目の前に三山の一つ、地蔵岳が聳える
オベリスクだ
此処で展望をゆっくり楽しみながら写真に納め帰路に就く
風も穏やかで心地良く至福の時を過ごしました

メンバー

北岳

農鳥

甲斐駒ケ岳

地蔵岳


左から塩見岳~農鳥岳~北岳~仙丈ヶ岳~雲の中の甲斐駒ケ岳
          
帰りは来た道を帰るが天気も持ってくれて快適な稜線歩きをまたまた楽しみ
日帰りでハードな行程も疲れを感じずあっという間に薬師岳へ
ここから北岳とも暫くさよならだ、白砂のザレ場を下り薬師岳小屋で休憩した後は、
少し登り返して森林限界を終える
此処で感動!!
今まで雲に隠れていたあの御御山が雲が少しだけかかっているが姿を現せてくれた訳で…

あとは森林帯をガンガン下り南御室小屋へ
小屋では南アルプス天然水を頂きトイレ拝借、お腹も満たし
いよいよロングの帰路に就きます
夜叉神峠駐車場には16:23到着で今日一日の長い山行を終えました
無事で時間も計画通り、流石リーダーNさんのち密さかな?

帰りの途中にある温泉で汗を流し
高速途中の小黒川のパーキングでソースカツ丼
非常に充実した山行でした

今回の日帰り山行はかなり厳しいかな?と思って臨みましたが
天気に恵まれて何とか踏破することが出来ました
リーダーのお陰かな?
また行きましょう


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